ペット向け損害保険企業の導入事例

ペット保険業界はニッチ産業ですが、隣接業界や協業先候補を選定する際のリサーチに、SPEEDAは欠かせません。

アイペット損害保険株式会社

 

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社長室長 山森康平 様

ペット保険大手のアイペット損害保険株式会社(以下、アイペット損保)様は、2015年5月よりSPEEDAを導入。前職のコンサルティング会社でもSPEEDAを導入・活用した経緯から、アイペット損害保険での導入後の変化や効果について、社長室長の山森様にお話を伺いました。

アイペット損保の業務内容を教えてください。

犬と猫のペット向け医療保険を販売しています。人間とちがいペットは公的な保険がありませんが、当社の保険に加入いただいていれば、数十万円するような高額な手術でも、保険商品によって主に保険金としてお支払いいたしますので、飼い主様の経済的負担を軽減することが可能です。

SPEEDA導入のきっかけは? 

それには、まず私の前職のことからご説明させて下さい。私は新卒でドリームインキュベータという戦略コンサルティングやベンチャー企業のインキュベーションをする企業にいましたが、リサーチ業務の高速化のために、私がSPEEDAを推薦し、導入。2013年、アイペット損保に出向。2015年、アイペット損保に入社。そこで、再びリサーチの必要性があり、SPEEDAを導入。合計、2度のSPEEDA導入をしました。

 

“SPEEDAを導入しない理由が見当たりませんでした。”

前職のドリームインキュベータでは、SPEEDAの導入前、どのような課題や問題がございましたか?

コンサルティング時に必要な業界情報や概況を理解するのに、時間がかかっていました。

書店で入手できる業界マップのような書籍を買い、個別企業のIR資料(決算説明会資料と有価証券報告書など)や新聞・雑誌記事集めてインプットするのですが、情報ソースが分散しているので、やたらと時間がかかっていました。加えて、それらの情報を資料化するにあたり、あらためて手入力の必要があるため、生産性の低い時間を過ごしていました。あるいは、そもそも分析自体を諦めていたことも少なくありません。

当時、導入し活用していたリサーチサービスは、専用のキーボードを使いこなす「操作方法」から学ばなければならないものもありましたので、時間がかかっていました。

アイペット損保では、SPEEDA導入前、どのような課題があったのでしょうか?

当社は販売代理店制を取っていますが、その代理店候補を探すスクリーニングや訪問前の予習におけるリサーチが不十分で、営業の効率が良くありませんでした。販売代理店は大きく分けて「『ペットのプロ』にペット保険を売ってもらう」場合と、「『保険のプロ』にペット保険も売ってもらう」という2つのパターンがあります。どちらのパターンの場合も、「ペット保険」の専門家ではないんです。その方達とお話しするためには、各業界における悩みやニーズを理解した上で、ペット保険の販売やペットの飼い主との関係を築くことがどのように彼らの課題を解決することに繋がるのかを営業担当がお話できないと新規代理店や協業先はなかなか開拓できません。そのための情報収集の第一歩を踏み出すことを容易にしてくれるのが、SPEEDAであるという位置づけでした。

前職でのSPEEDA選定のポイントは?

私が入社して配属された部署では、2つの調査ツールを使っていましたが、SPEEDAは次の4点が優れていました。

1.アナリストが考えた、探しやすいUIであること

2.動きが速いこと

3.生データをDLでき、自分で加工できるこ

4.価格が安かったこと

特に、UIについては、とても便利です。

SPEEDAは、代表の梅田さんや新野さんがアナリストをしていた経験から生み出したシステムなので、アナリストのリサーチ行動を、ユーザベースの優れたエンジニアが実現しているという印象を強く感じます。UIが使いやすく、しかも速い。スピードがあるので、ストレスなく使うことができます。また、生データをダウンロードできるので、その後の加工が簡単にできます。そのうえ、他の製品に比べ、安価。大げさではなく、SPEEDAを導入しない理由が見当たりませんでした。その後、先行導入していた調査ツールの契約を解除し、SPEEDAになりましたので、結果的にコスト削減もできました。

 

“調査時間の大幅な短縮に加え、営業の質の向上が可能に。”

SPEEDAをどのように活用されていらっしゃいますか?

前職のコンサルティング会社と比べれば利用頻度は減りましたが、不可欠なものです。ペット保険業界はニッチ産業なのでデータは充実しているわけではありませんが、隣接業界や協業候補選定時のリサーチに、SPEEDAは欠かせません。とくに、業界分類の精度が高く、すばやく業界全体を把握できるので、たいへん助かっています。

社内でSPEEDAを活用する部署も多く、私が所属する社長室をはじめ、事業戦略室や経営企画部、マーケット戦略部(営業部)、そして営業企画部がおもに活用しています。

導入の効果はいかがでしょうか?

次の5つにおいて、大きな効果を感じています。

1.他業界についての調査が便利

土地勘のない業界情報や個別企業の業績、バリエーションなどはすぐに調べることができます。自分の所属業界以外のバリューチェーンを理解している人は少ないので、SPEEDAを使うことで先んじることができると感じています。 

2.「営業の質」が向上

アタッキングリストを作成する時間が短縮されたことに加え、訪問前に精度の高いリサーチができるので、訪問先との会話が弾むなど「営業の質」がよくなり、営業確度が上がりました。

3.調査時間の大幅な短縮

導入前なら丸1日かかっていたリサーチが、ものの数十分で終わるので、もっとも重要な、集めた情報を「どう、クライアントの役に立てようか?」という「考える時間」が増えました。

4.社員の知識の底上げ

他の社員にも活用を促すことで、知識の底上げにも役立っています。

5.カスタマーサポートの充実

新野さん(注:株式会社ユーザベース代表取締役社長(共同代表))は初回プレゼンのとき、「サポートは、リッツ・カールトンを目指す」と言っていましたが、着実に、そのとおりになってきていると思います。

前職のドリームインキュベータの使い方と、現在のアイペット損保での使い方に違いはございますか?

ドリームインキュベータ時代は、新しいプロジェクトが始まった段階や営業フェーズでの業界調査や競合比較といったコンサル業務で使うことが多かったのですが、アイペット損保では、営業を中心とした事業部的な目線で使っていますね。

ドリームインキュベータでは、SPEEDAを使わないと寝不足で死んでしまうくらいリサーチ業務がヘビーでした。相当な時間削減ができたので、社内にも喜んでもらえました。SPEEDAを使ったことがない人はいなかっただろうと思います。

戦略コンサルティング会社では、日々、いろんな業界のこと調べるので、すごいありがたいですし、アイペット損保では、代理店が営業先になるので、おなじように多種多様な業種と接点を持ちますから、SPEEDAのようなサービスがあると、とても便利でリサーチ時間を大幅に短縮できるので、助かります。

 

“SPEEDAは、自分の知らないことを調べるときのファーストチョイスです。”

SPEEDAは、どのような企業にオススメですか?

コンサルティングファームや投資銀行など、多種多様な業界のお客さまがいて、とにかく時間が大事で、という企業には、大きな導入メリットがあるんじゃないかなと思います。

事業会社でいえば、当社のように、多種多様な業種・業界とお付き合いがある会社や、新規事業を検討することが多い会社には向いていると思います。

山森様が、SPEEDAをひと言で表現するとしたら?

「新しいこと、知らないことを調べるときのファーストチョイス」ですね。私にとってのSPEEDAは、すでに基本動作に組み込まれていますので、手足の延長みたいな感覚ですね。

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2016.12 インタビュー

https://www.ipet-ins.com

特色

ペット向け医療保険大手。業界シェア2位。提携動物病院数とインターネットでの展開が強み。

業種

ペット向け損害保険