ITベンチャーの新規事業開発室における活用事例

市場調査にかかる時間が全社単位で月100時間以上削減でき、本来のアタマを使うべき業務に集中できるようになりました。

株式会社Wondershake

 

株式会社Wondershake 新規事業開発室 Creon事業責任者 山田光 様

 

国内有数の女性向けメディア『LOCARI(ロカリ)』などを開発・運営する株式会社Wondershake様は、2016年2月よりSPEEDAを導入。全社単位で、月100時間の工数削減に成功しました。SPEEDA導入前後の変化や効果を中心に、新規事業室の山田様にお話を伺いました。

 

“Wondershake社の事業内容”

Wondershakeについて、教えてください。

モバイルアプリケーションを通し、女性向けのライフスタイル提案型のメディアである『LOCARI(ロカリ)』を中心に、事業展開しています。コンテンツは、グルメやDIY、ヘアアレンジ、美容、コスメなど、幅広いカテゴリの記事コンテンツを、毎日アプリケーションを通して30本以上読者さまに提供し、広告事業を中心に収益を得ています。

私は、経営管理や経営企画、『LOCARI』のマーケティングなどを担当していましたが、現在は新規事業開発に携わっており、DIYのレシピサービスである『Creon』の事業責任者をしています。『Creon』は、「DIY版のクックパッド」のようなCGM(消費者生成メディア)です。

山田様のこれまでの経歴をお聞かせください。

大学卒業後、外資系メーカーに入社。サプライチェーン部門に配属され、主に通販向けの化粧品ブランドのオペレーション業務に携わっていました。その後、大手人材系企業に転職。看護師向けのカレンダーサービスのディレクターなどを担当していました。

2016年2月、株式会社Wondershakeに正式に入社。そして、現在は新規事業室の立ち上げやCreonの事業責任者を担当しています。

SPEEDAを導入したのは、いつ頃でしょうか。

導入は、2016年2月です。新規事業を構築する上で、SPEEDAが必要でしたので、経営陣にはSPEEDAの導入を提言していました。なおそれまで、Wondershakeでは調査サービスを使っていませんでした。

 

“新規事業を開発したいが、時間もリソースも割けなかった”

SPEEDAの導入前、どのような課題や問題があったのでしょうか?

1つは、「リソースを割いて市場調査に着手することができなかった」こと。もう1つは、「スピード感を持って開発したい」ということです。新規事業を開発したくても、時間もリソースも十分ではありませんでした。しかし、競合より先手を打ちたい。後手に回るのはイヤだ。ということもあって、当時はかなり危機感を持っていました。

 

“大学時代、インターンをしていたベンチャー企業でSPEEDAの研修に参加”

いつ、どのようなきっかけでSPEEDAをお知りになられたのでしょうか。

大学時代に、とあるベンチャー企業でインターンをしていたとき、経営陣から「SPEEDAの研修があるから出てみろ」と言われて参加したのが、SPEEDAを最初に知ったきっかけです。そのベンチャー企業ではSPEEDAを導入していませんでしたが、役員同士が知り合いということで、研修に参加しました。

戦略コンサルティングファームや投資銀行に勤務する方々に混じって、大学3年生の私が研修を受講しましたが、UIが使いやすかったことや、Excelやパワポへの資料化のしやすさなど、「非常に便利だな」というのが第一印象でした。受講生も口々に、「こんなに時間を削れるのは、すごい」と言っていたこともあって、「SPEEDAって、すごいツールなんだな」と感じたものです。

導入に際し、他社比較はしましたか?

学生時代から使っていたので、他社比較はほとんどしていません。

データ会社や市場調査会社と比較はしました。しかし、市場規模などのレポートなら、SPEEDAから無料でみれるものもあれば、購入できるものもあります。実際、レポート単体では解決しないことも多くありますから、最初からSPEEDAに決めていました。

SPEEDAを導入する前、不安はございませんでしたか?

特にありませんでした。導入前に使っていたので、UIやデザイン面、使用感や得られるレポートの種類もわかっていましたから。反面、費用面での不安はありました。しかし担当者として、投資するのに十分な価値があるという確信がありました。私どもがいるインターネット業界は流行廃りが早く、ここに投資をしないことは機会損失です。仮に競合が持っている、私どもが持っていない、という「格差」で負けるのであれば、その機会損失は避けたい。その考えに立てば、インターネット調査に十分なリソースを避けず、結果として調査に時間をかけてしまってスピード感に欠けるのであれば、それこそが一番のリスクということは経営陣も共通認識を持っていたため、稟議はスムーズに通すことができました。

 

“SPEEDA導入で、アタマを使うべき業務に集中できるようになった”

SPEEDA導入で、もっとも変わった点はどんなことですか?

もっとも大きな効果は、手を動かす作業ではなく、アタマを使うべき業務に集中できるようになったことですね。

目的は事業を推進することであって、情報を集めることではありません。より事業を推進するために、どこにフォーカスするべきなのかを考えられるようになったのは、SPEEDA導入の大きな収穫です。

現在、SPEEDAをどのように活用していますか。

おもに次の2点で活用しています。

1.新規事業の市場調査

2.海外マーケットの調査

具体的にどのような流れで市場調査をするのでしょうか。

マーケットの構造、全体のバリューチェーンの中でのプレイヤー構造の整理をしています。

具体的には、まず業界レポートをざっと見て、大手企業と新規参入企業の状況を確認します。そのうえで、ベンチマークしている海外プレイヤーや類似マーケット上でのプレイヤー、同一マーケットプレイヤーはどういう企業がいるのか?その後、現地国と日本の市場構造の比較などをし、環境背景を知ることで、日本での発生予測を立てます。この点は、市場調査において、非常に大事だと捉えています。

 市場の概観からある程度の選定領域を絞り込み、他の調査機関や『LOCARI』のデータベースを加味し、さらに深掘りします。しかし現実的には、マーケットを絞り込むだけでも膨大な時間がかかってしまいますので、SPEEDAのおかげで調査効率は、かなり上がっています。

 

“全社単位で、月100時間以上の工数が削減”

調査業務はどれくらい効率化されていますか?

導入効果は、調査フェーズで顕著で、月40~50時間の工数が削減できています。全社単位で考えれば、少なく見積もっても、月100時間以上の工数が削減できていますね。 

仮に、SPEEDAを導入していなければ、人件費が増えることでしょう。調査のために人材が必要になるからです。社員やアルバイトを雇用するなどしなければ、現在のスピード感では進められません。

たとえば、各企業のIRにアクセスし、得られたデータを資料化するためにExcelに落とし込むまでも、かなりの工数を要しますし、面倒な作業です。さらに、各年度の販売管理費や広告宣伝費を調べることになれば、とても面倒な作業です。いま、SPEEDAがない調査環境は想像したくありませんし、考えたくもありませんね。 

SPEEDAはどのような企業に適しているとお考えでしょうか?

スタートアップやベンチャースピリットのある企業に最適だと思います。当社では、月100時間も削減できているのです。スピード感を持たなければ勝てない市場なら、SPEEDA導入で大きく変わるのではないでしょうか。

今後の事業展開をお聞かせください。

私はSPEEDAのことを、愛着をもって「高給派遣社員」と呼んでいます。それくらい、よく働いてくれるからです。これからも継続的に新規事業を仕込んでいきたいと考えているので、SPEEDAという「高給派遣社員」は手放せないでしょう。

また、さらなる情報精度の向上を期待します。海外、とくにASEANの情報は、かなりコストかけないとわからないことが多いので、非常に助かっています。

2017.7 インタビュー

https://wondershake.com

特色

国内有数の女性向けメディア「LOCARI」を主軸に、DIYレシピ投稿サービス「Creon」、女性向けサンプリングサービス「milcoco」をの運営・開発。

業種

インターネット