SPEEDA EXPERT RESEARCH

新規事業開発の第一歩を踏み出す
“市場分析”におけるエキスパートの活用

  • EXPERT Report
社名 NECプラットフォームズ株式会社
https://www.necplatforms.co.jp/
特色 2014年にNECグループの開発・生産・販売を担う新会社として発足し、2017年に4社3部門が再編・統合されてできた会社です。
ICTシステム機器の開発、製造から設置、保守まで行う一方、POSシステム、ネットワーク機器、スーパーコンピュータなど多様な製品を生産しています。
業種 ICTシステム機器の開発、製造、販売、設置、保守およびシステムソリューション
部署・職種 ビジネス開発本部 イノベーション戦略グループ
企業規模 6,500名以上
主な利用シーン エキスパートを活用したレポート作成(EXPERT Report)
インタビュイー
舘林様 岡部様 塚原様

NECプラットフォームズ株式会社
ビジネス開発本部 イノベーション戦略グループ

左から 舘林様岡部様塚原様

主なミッション
新規事業の創出において、戦略立案並びに対象市場の分析を担っているチーム。

  • EXPERT Report

Summary

導入の目的
  • 自社内でよりスピーディに新規事業を創出するための、リアルな現状を捉えた業界俯瞰図の策定
抱えていた課題
  • 自社が注力する5つの市場領域において、それぞれのリアルな現状が把握できていなかった
  • 自社内に新規事業を検討する上での共通の指標がなく、これから攻める市場の選択・分析に時間がかかっていた
  • チーム内で業界俯瞰図の作成に着手したが、1領域の完成までに数ヶ月かかってしまい、全領域の俯瞰図完成までに相当の時間がかかることが予想された
活用サービス
  • EXPERT Report(必要な知見や情報をリサーチのエキスパートよりレポート形式にて獲得できるサービス)
アサインエキスパート
  • 大手コンサルティングファーム出身エキスパート、リサーチ部門のリーダーとして、リサーチ設計から成果物作成まで一貫して担当してきた実績あり。
    DXや製造業等、さまざまな領域における知見を活かしたレポートの納品数は年間50本以上。
導入効果
  • コストパフォーマンスの高いサービスの活用により、業界俯瞰図の残り4領域の俯瞰図を約3週間で完成することができた
  • 空いたチームリソースをより高度な領域分析にあてることができた

NECプラットフォームズ内での「新規事業創出機能の進化」を目指す

ビジネス開発本部のミッションを教えてください。

ビジネス開発本部は2020年4月に新設されました。
主に新規事業を創出していくことをミッションとしています。

コーポレート直下で全社横断の組織として、既存事業を事業部横断で発展させていく役割を担う一方で、NECプラットフォームズとして新規事業を自主的に推進していくことを行っています。

そのためには、組織横断で特定のテーマ・領域だけではなく、全体を俯瞰する視点での活動が求められます。

社内各事業部や外部パートナ―と連携しながら、新規事業企画・立ち上げを進める組織としての役割を期待されています。

活動においてNECプラットフォームズとして、注力する5つ領域を掲げ、それぞれ分担し各領域毎に活動を推進しています。

私たちが所属しているイノベーション戦略グループは、新規事業の戦略立案やそれに付随する市場調査・分析を担っていくグループです。自社の事業拡大も意識しつつ活動しています。

現在、NECグループからの受託開発が主な事業となっていますが、今後グループに依存しない経営体質となるべく「自主事業」の創出・拡大を目指して日々活動しています。

“注力5領域”にて新規事業開発を進めるも、
市場全体の概況が把握できていないことが課題だった

注力5領域についてお聞かせください。

会社として「オフィス」「公共」「リテール」「モビリティ」「組込・製造」の5つをビジネスの注力領域として定めており、開発部門や営業部門と連携しながらこの5領域における新規事業開発を推進しております。
上記5領域に定めた理由は、元々、自社が提供している主力製品との関わりが深い領域であるためです

オフィス分野ではPBX、リテール分野だとPOSを主力製品として持っています。
また、公共分野では元々広くネットワークやシステムの構築を受託しており、組込・製造分野においても組込み製品の受託を得意としています。 
モビリティ分野は、まだ一部の車の基盤やパーツ系で提供を始めている段階ですが、成長が期待される分野であり、今後会社として注力していく流れができていくと考えています。

ただ、課題として各々の事業部が受け持つ市場領域において、営業部門や開発部門含め、一つの専門的な領域に詳しい人は多く居るのですが、それ以外を含む市場全体を俯瞰して見ることが難しいということがありました。

各市場領域の分析を進める際にも、各々独自のやり方で個別に行い、「市場調査をどこの調査会社に頼めばいいかわからない」「そもそも何を調べればいいかわからない」という人も多かったです。

そのため、まず注力5領域の市場全体を俯瞰して見られるような業界図を作成し、自社が向かっていく市場を確認できるようにすることが私たちの直近のミッションでした。

業界俯瞰図の作成を実施した際に出てきた課題を教えてください。

自社が向かっていく市場における概況調査の依頼先を探している中で、豊富なデータとノウハウを持つ「SPEEDA」に出会い、魅力を感じて導入しました。
SPEEDAには日本国内560業界における市場・企業データが詰まっているので、そのデータを活用して注力5領域の中の「オフィス」領域だけ、まずは自分たちでやってみようということで実施しました。

始めてみると、SPEEDAから得た情報を精査し、俯瞰図として自分達が使いやすいアウトプットにするのにものすごく工数がかかり、3ヶ月ほど作成に時間がかかってしまったので、5領域全体の完成納期の関係もあり外部に委託しようという話になりました。

契約前の打合せ段階からエキスパートがアサインされ、
アウトプットへの期待が持てた

業界俯瞰図の作成において、SPEEDA EXPERT RESEARCHの「EXPERT Report」を選んだポイントを教えてください。

複数社の見積もりを取らせていただき、価格が他社よりリーズナブルであったこともありますが、それ以上に正式依頼前からスピーディーな対応をしていただいた点と、複数の切り口から構成された提案内容によりアウトプットへの期待感が大きくなった点が決め手になりました。

一般的に調査分析は、決められた項目を定量的な形で実施する、というアウトプットになりがちです。それによって、納品物がこちらの期待したものとずれていることもありました。

その点、SPEEDA EXPERT RESEARCHに関しては、本当に必要な内容・より良い見せ方を事前に擦り合わせるため、契約前の段階から専門エキスパートの方に同席いただき、十分な意見交換をさせていただきました。

我々に寄り添う形でコミュニケーションを取っていただけたことが、非常に大きいポイントだったと感じています。

1領域に3ヶ月かかっていた俯瞰図作成が、4領域を3週間で納品された

プロジェクトが進んでいく中でのSPEEDA EXPERT RESEARCHの印象を教えてください。

契約後は営業の方がプロジェクトに入っていただき、案件をプロデュースする形で伴走いただけたのはありがたかったです。
通常の調査では、契約した後はエキスパートへ全部お任せする形が多いかと思いますが、営業の方も伴走してもらい最後の納品まで丁寧に支援していただけるのは、SPEEDA EXPERT RESEARCHの特徴かなと思っており非常に良かったと思います。

その結果、我々だけで作成した際は1領域で3ヶ月を要していたものが、4領域を僅か3週間でご納品いただけたので非常に助かりました。その上、アウトプットの切り口においても新たな視点からご提案いただけたので、質も向上された点も評価しています。

今後は各領域を深掘りする際にエキスパートの知見を活用したい

今後SPEEDA EXPERT RESEARCHへどういう依頼を考えているのかお聞かせください。

業界俯瞰図については、市場の変動もありリフレッシュが必要なので、今後情報更新する際は引き続きご協力をお願いしたいと考えています。

その上で、俯瞰図にはそれぞれの領域における特定の業種・業態が入っているので、それらの詳細分析・調査が必要となった際に、それを各業種・業態のエキスパートへ依頼をしていきたい。

ただ、我々もエキスパートと調査に関する話をするときに、各領域での知識が足りないと対等な会話ができないとも感じています。我々自身の知識もつけ、エキスパートと議論をしながら分析の精度を高めていくこともしていきたい。
今後は、御社の企画活動でのエキスパートによる伴走してもらえるサービスも、具体的な新事業開発案件で活用することをイメージしています。

社内の誰もが新規事業開発をできる一助となる、そんな組織にしていきたい

御三方並びにNECプラットフォームズとして今後の展望を教えてください。

NECプラットフォームズとしては、最初にお話ししたとおり、自分たちで進める新規の自主事業をもっと加速させていきたいと考えています。

自分たちで新しいビジネスの種を見つけ、自分たちで企画し、売っていく、この活動を伸ばしてゆくのが会社として重要なミッションとなっています。

新規事業をたくさん起こしていくのに際し、今までとは違うやり方や、違う領域の方々と付き合って、全く違うものを作るとか、ターゲット事情がこれまでと全く違うところに売りに行くことも求められます。

そのために私たちのチームとしては、今回の俯瞰図のような情報を調査分析することから、新規事業活動を加速させる社内の基盤作りが始まった段階だと認識しています。

ビジネス開発本部としては、基盤とともに実際に新規事業をクリエイトして、時にはエキスパートの知見も借りながら、実際に事業をスピーディに生み出していくよい流れを作り出し、社内全体で誰もが新事業を推進していける、という状態に会社をしていきたいと考えています。

同時にお客様に対しては、上記活動を通じてよりお客様と向き合い、一緒になって課題を解決し、お客様の課題以上のものを引き出して提供していける共創パートナーのような関係をつくれる会社になれればと考えています。

NECプラットフォームズとして掲げている「モノづくり」から「コトづくり」への変革という中で、少しでも早く市場のニーズを取り入れ、自社にあるシーズとマッチングさせ、スピーディに世の中で求められているものを提案していけるような会社を目指していきたいと思います。

最後にSPEEDA EXPERT RESEARCH並びに弊社担当ビジネスプロデューサー(営業)に対して一言お願いします。

私たちからの依頼が漠然としたものになってしまうことが多かったかと思いますが、いつも寄り添い要望を汲み取っていただけているので、今後も継続してお付き合いいただければと思います。
あとはNECプラットフォームズについて、事前に調べた上でご対応いただけたのもとても好印象でした。
事前にある程度調べていただいた上で打ち合わせに望んでいただけると、こちらとしても頼みやすいですし、コミュニケーションもしやすく、安心感にも繋がってくるので今後ともよろしくお願いいたします。

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