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#新規事業開発 お役立ち資料 2022/11/22更新

「FLASH Opinion」活用事例 SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みは?食品業界編

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みは?食品業界編

今回は「SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み」をテーマに、各業界のエキスパートから回答を集めました。SPEEDA EXPERT RESEACHのサービス「FLASH Opinion」では、24時間以内に5名以上のエキスパートから回答が得られます。

ご自身でサービスを利用する場合には、今回のようにまず大きな問いを立ててみて、集まった回答から気になるテーマをFLASH Opinionでさらに深掘りする、または特定の回答者にインタビューを申し込むといった活用法もおすすめです。

FLASH Opinionとは、
SPEEDAから専門家の知見に
かんたんにアクセスできる新機能です。

アナリストが作成したトレンド・業界に関する公開コンテンツを閲覧できるほか、独自質問を投稿することで、24時間以内に5名以上のエキスパートから回答が得られます。

ご利用シーン(一例)

  • ・オープンソースでは得られない業界市場の深い情報・知見がほしい
  • ・戦略策定や参入検討において、市場の将来性を把握したい
  • ・事業や組織の立ち上げ、改善におけるノウハウや自社の打ち手に関するアドバイスがほしい

※独自質問の投稿には別途チケット購入のお申し込みが必要です。

調査概要

SDGs(エスディージーズ)とは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語に訳すと「持続可能な開発目標」となります。これは2016年から2030年までの15年間で達成すべき目標として世界各国で採択されたもので、17の目標が掲げられています。

持続可能な社会を目指すSDGsへの取り組みは企業においても重要視され、各業界でさまざまな取り組みがおこなわれています。今回の調査では、実際の現場でどのような施策をおこない、どのような成果・課題があるのかをエキスパートに聞いてみました。

質問内容

世界的にサステナブルへの関心が高まり、企業の環境配慮が強く問われるようになっています。環境配慮のために、あなたが所属する業界や企業で取り組まれていることを教えてください。

専門家・エキスパートからの回答

エネルギー保存の法則に沿った開発

天然ガスを基質とする発酵タンパク(食品以外からのタンパク源調達)創出、廃プラスチックの繊維への再生、トウモロコシの非可食部の飼料への使用、生分解性プラスチックの開発、大豆肉などを開発および推進。

既存需要との競合に注意(例:環境配慮と称する新規用途需要がもともとの食品需要を邪魔しない)、原料となる廃棄物・副産物の一人歩きに注意(環境配慮素材の需要拡大にともない、副産物を生み出す主産物はいらないから副産物を用意するような状態にならないように注意)、エネルギー保存の法則に沿った開発(環境配慮用途の素材に仕上げるために新たにエネルギーを投入するという本末転倒を極力排除)などの点に注意して、事業推進すべきと考えている。

エキスパート情報化学品専門商社 部長

栄養価の高いメニューの提供と環境負荷低減の両立

栄養価の高い健康な製品メニューの提供と環境負荷低減の両立が企業責任として求められており、環境コミットメントとしては、2030年までに50低減を目標としている。

環境配慮は企業単体にとどまらず、サプライチェーン全体での管理および説明責任が果たせる仕組みを構築中です。

環境配慮にはサプライチェーンに携わる企業で働く従業員の人権配慮も前提として組み込まれます。また環境負荷低減のための新たな技術開発(オンサイトアンモニア生産システム構築や新たなライフサイクルマネジメントシステム開発など)にも取り組んでいます。

エキスパート情報大手食品メーカー エグゼクティブスペシャリスト

食品ロス・プラスティック削減、サステナブルフードの開発導入

企業・官庁・学校・病院・高齢者施設等のフードサービス(給食提供)の企業に所属しています。

環境配慮の取り組みとしては、食品ロスの削減の他、プラスティック製品の削減(SDGs13)、サステナブルシーフードの導入(SDGs14)、ミートフリーの導入(SDGs13)などに積極的に取り組んでいます。

サステナブルシーフードは、業界においてもかなり認知が進み、いくつかの認証制度の浸透とともに、社員食堂や官庁食堂で導入され、仕入れルートも拡大してきています。

ミートフリーメニューについては、大豆ミートなどをはじめとした代替肉に相当する食品の開発も進み、フードテックの進化と共に、新たなメニュー開発を進めています。

エキスパート情報フードサービス企業 営業開発企画

ソーラーシェアリングや廃棄物の再利用

企業の環境配慮のために、とくに農業分野におけるソーラーシェアリングや廃棄物の再利用等の取り組みを進めています。

ソーラーシェアリングにおいては、太陽光パネル配下で農作物を育てることで、企業目線での環境配慮だけでなく自治体やコミュニティへの貢献を目指しています。

廃棄物の再利用では、農業のハウスで清掃工場の排熱を利用した温度管理やCO2を購入し、植物の光合成促進等を行っています。

その他、光素子を利用した半導体の研究活動等、農業分野以外での取り組みも盛んです。

エキスパート情報テクノロジー企業 新規事業開発

在庫管理による食材ロス削減

食事を取り扱っておりますので、食材食品における取り組みは危急の問題と認識しております。

まず入り口として、過剰発注を行わないこと。メニュー・販売予定数を正確に把握し、不良在庫を発生させないこと。次に調理段階では必要数量以上の調理を行わないこと。販売状況を見ながら必要に応じて追加をかけられる体制を取っていくことにより、廃棄の発生を最大限防ぐことを心がけております。

とくに業務用の食材については、販売ロットが大きく開封後の消費期限の問題もあり、食材によっては一般用の小ロットのものを調達したりしています。

エキスパート情報フードサービス企業 マネージャー

FLASH Opinionについて
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現役の経営者やコンサルタント、技術者・アナリスト・研究者など
国内約2万人+海外約11万人、560業界・最先端領域の
多様な業界のエキスパートのナレッジを活用いただけます。

新規事業開発部門においても、たとえば、以下のようなシーンでエキスパートへのご相談が可能です。

ご利用シーン

  • オープンソースでは得られない、業界市場の深い情報・知見がほしい
  • 戦略策定や参入検討において、業界市場の将来性を把握したい
  • 新規事業アイディアや仮説に対して、フィードバックがほしい

ご相談事例(※イメージです)

  • 半導体市場の産業構造やトレンドについて
  • 新規事業の立案・推進にともなう新規部門のあるべき体制
  • 新規事業の立案・推進にともなう事業投資・M&Aの考え方

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