「FLASH Opinion」活用事例 SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みは?製造業界編
今回は「SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み」をテーマに、各業界のエキスパートから回答を集めました。SPEEDA EXPERT RESEACHのサービス「FLASH Opinion」では、24時間以内に5名以上のエキスパートから回答が得られます。
ご自身でサービスを利用する場合には、今回のようにまず大きな問いを立ててみて、集まった回答から気になるテーマをFLASH Opinionでさらに深掘りする、または特定の回答者にインタビューを申し込むといった活用法もおすすめです。
FLASH Opinionとは、
SPEEDAから専門家の知見に
かんたんにアクセスできる新機能です。
アナリストが作成したトレンド・業界に関する公開コンテンツを閲覧できるほか、独自質問を投稿することで、24時間以内に5名以上のエキスパートから回答が得られます。
ご利用シーン(一例)
- ・オープンソースでは得られない業界市場の深い情報・知見がほしい
- ・戦略策定や参入検討において、市場の将来性を把握したい
- ・事業や組織の立ち上げ、改善におけるノウハウや自社の打ち手に関するアドバイスがほしい
※独自質問の投稿には別途チケット購入のお申し込みが必要です。
調査概要
SDGs(エスディージーズ)とは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語に訳すと「持続可能な開発目標」となります。これは2016年から2030年までの15年間で達成すべき目標として世界各国で採択されたもので、17の目標が掲げられています。
持続可能な社会を目指すSDGsへの取り組みは企業においても重要視され、各業界でさまざまな取り組みがおこなわれています。今回の調査では、実際の現場でどのような施策をおこない、どのような成果・課題があるのかをエキスパートに聞いてみました。
質問内容
世界的にサステナブルへの関心が高まり、企業の環境配慮が強く問われるようになっています。環境配慮のために、あなたが所属する業界や企業で取り組まれていることを教えてください。
専門家・エキスパートからの回答
環境負荷低減製品の開発
製造時に発生するCO2排出を低減するための検討を進めている。
またケミカルリサイクルの基礎研究を進め、将来的には100%リサイクルできる方法を確立し環境負荷低減に努めることを進めている。
環境負荷低減製品を開発しそれをユーザーに紹介して、環境対応製品の第一人者として認知していただき、企業価値を高めている。ただ、課題としてはやはりコストアップがある。それをユーザーが認めてくれるかがネックとなっている。今は開発製品としての種まきをしている段階。
エキスパート情報素材メーカー 主任
FA(ファクトリーオートメーション)
製造工場における顧客の環境課題を解決・改善する手段として、消費電力が少ない設備の開発、設備・材料のバラつきを自動補正するシステムによる、製造不良(やり直し、あるいは廃棄)の撲滅、設備使用効率を改善する「設備・ライン・フロアレベル」のソフト開発(製造時間短縮による、設備・照明の電気代削減)、取扱説明書のデジタル化による紙使用量の削減、製造の前後工程(物流・流通)を視野に入れた、サプライチェーン全体の効率化を図るソフトの開発などをおこなっている。
エキスパート情報電子部品関連企業 事業企画
自動車製品の燃費効率化
自動車メーカーに32年勤めており、主に自動車工場の技術者として働いていた観点から述べます。
地球温暖化対策として、自動車製品の燃費を上げる施策が挙げられます。燃費がよいガソリン車やハイブリッド車を開発することで排出CO2を下げるだけでなく、燃料電池車、EVによるゼロエミッション(排出CO2ゼロ)の開発を進めております。
また、自動車生産時の省エネ(排出量削減)ということで工場の省エネに取り組んでおります。例えば、省エネタイプの変電設備、モーター、照明(LED化)に置き換える投資を行っています。
エキスパート情報元自動車メーカー 工場環境担当
バリューチェーン全体でのCO2削減
出光興産では2030年CO2削減量400万トン、2050年CO2ネット0を目指して積極的に活動している。
具体的には①省エネ・消費電力のゼロエミ化、②環境配慮型商品・サービスの提供、③再生可能エネルギー発電の拡大、④バイオマス燃料の供給拡大、⑤サーキュラービジネスの拡大、⑥革新的技術の開発・社会実装の6つの方策を通じてバリューチェーン全体でのCO2削減により目標達成を目指す。
これらの詳細は「出光総合レポート2021」および「出光サステナビリティレポート2021」に記載されている。
エキスパート情報出光興産 製造技術部マネージャー
10年前と大きな変化はなし
米国の半導体製造装置企業の日本支社に勤めています。
世界的な企業で、業界も世界的な市場を持っているため、人種やジェンダーに関して差別は改善されていますが、環境配慮は10年前とそれほど変化はありません。
部品搬送時に用いられる緩衝材が発砲プラスチックから段ボールを折り曲げた物等へ変更された程度で、装置の移送時の木枠や梱包状態は以前と変わりありませんし、装置の構成している部材も以前と変わりありません。
装置を製造している環境も以前と変わりありません。
エキスパート情報半導体関連企業 M&A担当
FLASH Opinionについて
詳しくはこちら
SPEEDA EXPERT RESEARCHでは、
現役の経営者やコンサルタント、技術者・アナリスト・研究者など
国内約2万人+海外約11万人、560業界・最先端領域の
多様な業界のエキスパートのナレッジを活用いただけます。
新規事業開発部門においても、たとえば、以下のようなシーンでエキスパートへのご相談が可能です。
ご利用シーン
- オープンソースでは得られない、業界市場の深い情報・知見がほしい
- 戦略策定や参入検討において、業界市場の将来性を把握したい
- 新規事業アイディアや仮説に対して、フィードバックがほしい
ご相談事例(※イメージです)
- 半導体市場の産業構造やトレンドについて
- 新規事業の立案・推進にともなう新規部門のあるべき体制
- 新規事業の立案・推進にともなう事業投資・M&Aの考え方
このような課題をお持ちの方は、
お気軽にお問い合わせください。
- SPEEDA EXPERT RESEARCHの資料はこちら 無料の資料ダウンロード
-
案件のご相談/エキスパート登録有無を
知りたい方はこちら お問い合わせ