【5分解説】明日からできる、市場規模を見積もる方法

レポート概要

経営の未来を占う上で重要な指標となる「市場規模」の算出。

新規事業立案時や中期経営計画を立てる際だけでなく、「稟議書に具体的な定量説明を加えたい」「IR で投資家に説明するときの材料にしたい」といった場面や「市場のポテンシャルを知り、経営資源配分の助けとしたい」など、市場規模情報は様々なケースで利用される。

一方で、普段あまり馴染みの無い方にとっては、未知の領域と感じるのではないだろうか。
土地勘のない業界の調査を行う場合、多くの人はまずインターネット検索で情報を集めるだろう。だがインターネット上には市場規模の数字が溢れており、公式統計や調査会社のレポートを用いればある程度概観を掴むことはできるものの、本当に欲しい対象の市場規模はなかなか見当たらないものだ。仮に見つけたとしても調査年が古かったり、試算の対象に含まれているものが曖昧であったりするために、有用性は理解している一方でリスクを感じて実際に活用できていない場合も多い。また、自分で計算しようにもイメージが湧かず、計算結果が合っているのか自信が持てない。結局近しい(と思われる)数字をそのまま用いたり、諦めてしまうシーンも少なからずあるだろう。

そこで本稿では、誰でも簡単に実践可能な「ボトムアップアプローチ」と呼ばれる市場規模の試算方法を用いて、実例と共にその使い方を解説する。

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