【東芝の新規顧客・用途の探索】バーチャル顧客へのヒアリング

レポート概要

自社の製品・サービスの新顧客セグメントへの展開を検討するとき、既存顧客向けよりも検討ハードルは高くなりやすい。
どの顧客セグメントにニーズがあるのか、その顧客がどのような課題を感じており、どのような利用シーンが考えられるか、製品・サービスはどのような機能を備えるべきかなど、知見や想定顧客との接点がない状態でゼロから検討を始める必要があるからだ。

株式会社東芝が知見のない分野で新用途の探索を行うにあたっての秘訣は、エキスパートを「バーチャル顧客」と見立てたヒアリングである。
社内のブレストでふと挙がった初期アイディアを複数のエキスパートと壁打ちし、さらにその中の一人に深堀インタビューを行うことで、圧倒的な短時間で用途探索の初期段階における仮説検証が可能となる。

本記事では、東芝の用途探索においてどのような工夫があったのかを実例を交えて紹介する。

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