SPEEDA EXPERT RESEARCH

リサーチ業務の非効率が解消。
プロジェクトの提供価値が上がる、細やかな検証を手軽に実現

  • FLASH Opinion
社名 株式会社コーポレイトディレクション
https://www.cdi-japan.co.jp/
特色 「新・和魂洋才」の考え方に基づき、外資系コンサルティング会社在籍者10名の独立により設立された、日本初の独立系経営戦略コンサルティング会社
業種 ・経営戦略立案及び実施支援、並びに組織・体制/情報システムに関わるコンサルティング業
・企業の買収・合併(M&A)に関わる戦略的提言及び仲介
企業規模 60名超
主な利用シーン 有識者から市場の最新情報を獲得、論点の検証(FLASH Opinion)
インタビュイー
関島様 山上様

株式会社コーポレイトディレクション
エグゼクティブ・コンサルタント

左から 関島様山上様

主なミッション
ソリューションに頼らない、クライアントそれぞれの文化や風土に沿うコンサルティングの提供

  • FLASH Opinion

Summary

導入の目的
  • より効率的に有識者の知見を獲得し、クライアントの提案に活かすため
抱えていた課題
  • デスクトップリサーチだけでは新鮮な情報にアクセスできない
  • インタビュー調査における手続きの煩雑さとコスト
活用サービス
  • FLASH Opinion(5名以上のエキスパートから24時間以内に一問一答にて知見獲得できるサービス)
アサインエキスパート
  • 某大手事業会社にて事業開発に従事されている方、他業界エキスパート数名
導入効果
  • 従来実施していたインタビュー調査よりも、スピーディーで細やかな仮説検証ができるようになった
  • 今まで見過ごしてきた論点の検証にも気軽に使えるため、検証の精度も上がりクライアントへの提供価値が上がった

クライアントそれぞれの文化や風土に沿うコンサルティングを提供

コーポレイトディレクションのミッションを教えてください

コーポレイトディレクションは特定の業種に限定しない、戦略系のコンサルティングファームです。

会社の設計思想は、「組織のために人が働くのではなく、人のために組織がある」というものです。
本気でコンサルティング業をやりたい人たちが集まって、それぞれが目標を掲げてやりたいことを見つけて自活する。会社は、そのために必要なインフラを提供しているプラットフォーム、といった考え方が根付いています。

「コンサルタントは薬売りになってはいけない」
これは私どもの代表の言葉です。ソリューションありきではなく、「クライアントが本当に求めるものをゼロからしっかり考えていく」姿勢が大事だと考えています。

「らしくを新しく」とよく言っているのですが、クライアント企業が持っている「らしさ」が何かを突き詰めて考え、その「企業らしさ」を市場環境に合わせて展開していくコンサルティングの方法論を大切にしています。

関島様と山上様の主な担当業務について教えてください。

私どものファームは、特定の業界やテーマによって組織を分けない「ワンプール制」を採用しているため、様々な業界のプロジェクトに携わっています。担当テーマは、企業の方向性を定めるためのビジョンや戦略策定、特定の商材の販売戦略や価格戦略などです。

また、日本企業のアジア進出も支援しています。すでに進出、展開はしているけれども市場の成長に反して伸び悩んでいる企業の立て直しもサポートしています。

現在二人とも、会社のポジションとしてはマネジャーの手前におり、後輩もつき始めています。 作業設計して後輩に業務を振り分けながら、調査と分析及び示唆抽出、ドキュメンテーションの作成からクライアントへのプレゼンテーション、良好な関係を保つためのクライアントリレーションまで、ひと通りマネージメントする役回りを担っています。

SPEEDAでプロジェクト初期の情報収集業務を時短化

御社は2010年からSPEEDAをご利用いただいております。お二人は、普段どのようにご活用いただいていますか?

SPEEDAは、主にプロジェクト初期の情報収集で活用しています。

ワンプール制ですので、初めての業界を担当することがあります。
プロジェクトが始まるまでに一からその業界のことを学び、議論できるレベルにまで達している必要があります。まずはSPEEDAを活用して業界レポートを見ることが、基本動作としてファームから叩き込まれています。

SPEEDAは重要な情報がタイトにまとまっているため、目的とする情報までスムーズに効率よくたどりつけます。クライアント企業に関連する情報が、各種統計データに紐づいているので非常に助かっています。

企業の財務データを用いた競合比較など、財務企画においてもSPEEDAをよく活用しています。財務三表も定型フォーマットですぐに出すことができるので、プロジェクト初期の情報収集業務の時短につながっています。

インタビュー調査に要する時間と手間がネックに

リサーチを進める上で、気をつけていることや課題は何でしょうか?

まず、SPEEDAを活用するなどしてデスクトップリサーチで情報収集し、問題解決に向けて仮説を構築します。それを検証し、立てた仮説を立証してくれるファクトを集めていきます。

プロジェクトを推進する上で重要なのは、「情報があるかないか」ではなく「必要かそうでないか」を精査することです。そのため「必要だけど存在しない」情報についてはなんとしてでもかき集めるか、自分たちで情報が取得できる状況を作り出さなくてはなりません。

その穴を埋めるために、リサーチ会社に依頼して有識者インタビューを実施することもありました。

数社にリスト抽出や日程調整を依頼し、そこから各社異なった提案フォーマットを付き合わせして判断をするのですが、その煩雑な作業や、多くの時間を要することがネックになっていました。

もっとクイックに、有識者に対して必要な論点を確認することができるサービスがある、ということでSPEEDA EXPERT RESEARCH のFLASH Opinion を、営業の方に紹介いただきました。

細やかな検証が可能になったことで、プロジェクトの提供価値が上がった

FLASH Opinionを活用して、どのような印象を受けましたか?

最初は正直、あまり期待していませんでした。
一問一答の掲示板では質問を構造化することが難しいため、回答が玉石混交になるのではないか、こちらが欲しい回答をくれるのかなど、品質の担保に不安があったからです。

FLASH Opinionを実際に使ってみて、良い意味で裏切られましたね。
求める業界の、コアな実務をよく分かっている方からかなり役立つコメントが回収できました。
回答者の質の高さを実感でき、リサーチの効率化にも期待が持てました。

どのような効果を実感していますか?

市場環境の変化が著しい中、特に海外市場に関してはデスクトップリサーチだけでは新しい情報にたどり着けないときがあります。最新の知見を得たいときや、さらに深掘りしたいときにFLASH Opinionを活用しています。

デスクトップリサーチで取得した情報と最新の知見の対比が、スピーディーにできるようになりました。
そもそも掲載データの情報自体が正しくないこともアジアでは頻繁にあります。そこをしっかり確かめたいときも、FLASH Opinionを活用すれば、その一つのイシューについて24時間以内に確認できます。

インタビューほどリソースをかけられない、といった理由で今まで見過ごしてきた論点の検証にも気軽に使えますので、検証の精度も上がりました。
細やかな検証も可能になったことで、プロジェクトの提供価値も向上したのではないでしょうか。

FLASH Opinionとの併用で、より効率的にインタビューが開始できる

今後、SPEEDA EXPERT RESEARCHへはどういった依頼を考えていますか?

SPEEDA EXPERT RESEARCHのEXPERT Interviewは、リリース時に比べて使いやすいUI設計になっていることを感じています。

FLASH Opinion活用時に、「このエキスパートにさらに深掘りしたい」状況は今後発生すると思います。FLASH Opinionでインタビュイーがスクリーニングできていますので、インタビュー開始までのハードルがかなり下がりましたね。

SPEEDA EXPERT RESEARCHに対する期待があれば教えてください。

規模の大きなコンサルティングファームですと、ある分野に特化したナレッジを共有する仕組みがあるところも多いかと思います。
弊社のような規模が小さいファームにとって、有識者の知見へすぐにアクセスできる、SPEEDA EXPERT RESEARCHの存在は大変ありがたいです。

様々な分野のナレッジが整備され、必要とする誰もが活用できるようになる、「知見の民主化」が実現すれば、世の中の企画職の人たちが付加価値の高い思考業務に集中することができるようになるのではないでしょうか。
SPEEDA EXPERT RESEARCHには今後も期待しています。

「身内であり第三者」の立場でクライアントに寄り添っていく

お二人の今後の展望をお聞かせください。

これからも、クライアント企業の歴史や特有の思考プロセスを尊重して一社一社に寄り添ったコンサルティングを行い、クライアントにとっての最適解を導いていきたいですね。

私どもは、クライアントの課題に親身に向き合う一方で、距離を保ち客観的視点を持って事実に基づいたアドバイスができる「身内であり第三者」の立場でいないといけません。
クライアントの決断と勇気を後押しする、そのようなスタンスでクライアントと向き合っていきたいと考えています。

クライアントがモチベーション高く、新たな方向に舵を切っていけることが私どもの喜びです。そこに思いを馳せることができるコンサルタントでありたいと思っています。

その他おすすめ事例

一覧にもどる