SPEEDA EXPERT RESEARCH

企画の早い段階から、フィードバックを得ることが成功の鍵
エキスパートの知見を以て「価値創造」を加速

  • SPEEDA
  • FLASH Opinion
  • EXPERT Interview
  • EXPERT RESEARCH Survey
  • EXPERT Report
社名 株式会社日立ソリューションズ
https://www.hitachi-solutions.co.jp/
特色 日立グループのITセクターの中核を担うシステムインテグレーション企業
業種 ソフトウェア・サービス事業、情報処理機器販売事業
企業規模 4,783名(単独)、13,303名(連結) ※2022年3月31日現在
主な利用シーン 市場における課題調査、仮説事業の市場ニーズ検証
インタビュイー
業務革新統括本部 技術革新本部 イノベーションデザイン技術部 主任技師 坂本真一様 ビジネスイノベーション事業部 企画部 主任技師 大滝竜馬様 経営戦略統括本部 事業戦略本部 DX協創戦略部 主任 西澤隆文様

株式会社日立ソリューションズ
左から
業務革新統括本部 技術革新本部 イノベーションデザイン技術部 主任技師 坂本真一様

ビジネスイノベーション事業部 企画部 主任技師 大滝竜馬様

経営戦略統括本部 事業戦略本部 DX協創戦略部 主任 西澤隆文様

主なミッション
新たなビジネス・サービス創出による事業の拡大

  • SPEEDA
  • FLASH Opinion
  • EXPERT Interview
  • EXPERT RESEARCH Survey
  • EXPERT Report

Summary

導入の目的
  • 新ビジネスや新サービスの企画において、適切なニーズの把握
抱えていた課題
  • 新サービスの企画において、ターゲット顧客に対するニーズのヒアリングが困難
活用サービス
  • SPEEDA(様々な市場データや業界レポートを格納した経済情報プラットフォーム)
  • FLASH Opinion(24時間で5名以上のエキスパートから回答が得られるQ&Aサービス)
  • EXPERT Interview(特定領域のエキスパートへの1時間のインタビュー)
  • EXPERT RESEARCH Survey(多数のエキスパートによる業界の見通しを最短3日〜1週間で獲得できるサービス)
  • EXPERT Report(必要な知見や情報をリサーチのエキスパートよりレポート形式にて獲得できるサービス)
導入効果
  • 新ビジネス/新サービス企画の早い段階から、ターゲット顧客の生の声をもとに実態の把握など、効率の良い調査ができるようになった
  • 仮説構築と検証の繰り返しによる価値創造プロセスの効率化を図ることができた

事業拡大に向け、幅広くニーズを捉えたい

DX協創戦略部はどのような部署なのでしょうか。

お客様との協創を通じて、新しいビジネスやサービスを創出する部署になります。弊部では、2020年12月に、専任のコンサルタントや技術者が伴走し、アイデア創出から仮説構築・価値検証・ビジネスモデル構築までを支援するオンライン空間上の場として「日立ソリューションズ DXラボ(以下、DXラボ)」を立ち上げました。

お客様のご要望をカタチにすることは当社の強みではありますが、将来を予測するのが困難な時代において、お客様ご自身もどのように取り組んでいくべきか悩まれています。DXラボにて伴走させていただきながら、共に新ビジネスや新サービスを作っています。

DX支援を行う中で、どのような課題をお持ちでしたか。

新サービス/新ビジネス企画の早い段階から、ターゲット顧客の声を織り込むことについて、効率化を図ることが課題でした。

DXラボによる伴走プロセスでは、日立製作所の顧客協創方法論である「NEXPERIENCE(ネクスペリエンス)」を利用しています。こちらはお客様との協創活動を通じて新たな価値を創造するための方法論となります。価値創造を行うにあたり、ターゲット顧客が現在抱えている、または将来抱えるであろうニーズを捉えることが重要になります。

*NEXPERIENCEとは:https://www.hitachi.co.jp/rd/research/design/nexperience/about/

もちろん、自社のチャネルを介してこれらニーズを捉えることは可能なのですが、企画自体が定まりきっていない段階では、先方の時間を頂戴すること自体を躊躇してしまうケースがありました。また、より多くの声を頂戴するための仕組みについても整備が必要でした。

自分たちがリーチし辛いタイミングや領域において、ニーズを捉えることができるよう、本サービスを活用したいと考えました。

テーマや仮説の粒度によってメニューを使い分け、仮説の妥当性を都度確認できる

SPEEDA EXPERT RESEARCHを選ばれた背景をお聞かせください。

他部門でのSPEEDAの試行終了時に、SPEEDA EXPERT RESEARCHを紹介いただいたのがきっかけです。

事業検討にあたり、既にお付き合いのある方々が必ずしも我々が知りたい情報を持っているかどうかはわかりません。対象領域に詳しい方をピンポイントで探すとなると、先方内で連絡を通してもらうなど、労力も時間もかけさせてしまいます。

その中でSPEEDA EXPERT RESEARCHのようなサービスを使うことで、我々が欲している領域の知見をお持ちの方にリーチできると考えました。実際に使ってみて、エキスパートから得る情報は精度が高く、情報を得るまでのスピードも早いなと感じました。

FLASH Opinion、EXPERT RESEARCH Survey、EXPERT Report、
EXPERT Interviewなど幅広く活用いただいています。それぞれどのようなシーンでお使いいただいていますか。

まずFLASH Opinionは、当社で検討中であった、あるテーマに関して、初期段階の調査で使いました。テーマ自体に理解が深まっていない状況にて、気軽に質問をして情報を得られることは非常に有益でした。また、実際に7件の回答をいただけたので、早い段階で、次のアクションを考えることにつながりました。

EXPERT Interviewは、運輸業向け新規サービスの企画段階で実施しました。こちらは粗く仮説をつくった状態で、我々が考えているサービスの価格感とフィットするか、また、そもそもそこに課題があるかという観点でエキスパートに調査を行い、我々の仮説の良し悪しが掴めたので大変有意義でした。

結果として、我々が立てた事業仮説にはニーズがあることを学び、自信を持つことができました。そこからより具体的なケースにしていき、お客様に対する協創活動の提案に至りました。

御社の仮説に対してネガティブなフィードバックをした方にもヒアリングをされていましたね。

こちらで立てた仮説に対する意見をRESEARCH Surveyでお伺いしたときに、「このような理由で狙っているターゲット顧客にはマッチしない。それよりも別の領域の方がフィットするのではないか」というご意見があったのです。仮説に対しては否定的ですが、一歩踏み込んだフィードバックや対案を示していただけたので、ぜひその方にインタビューしてみたいと思いました。

デスクトップ調査からインタビューまで、気づかないほどシームレスに実施できた

EXPERT Reportに関してはいかがですか。

EXPERT Reportは、SDGsに対する各企業の具体的な取り組み内容や課題を把握するために活用しました。調査では、我々が考えた新事業の仮説を伝え、有識者の率直なご意見やアドバイスをいただきました。

結果として、私たちの考えた仮説自体に関係しそうな領域の現状の課題について、現場や経営視点などさまざまな立場のご意見を伺うことができました。

最初の数名のインタビューを経て、リサーチマネージャーの方と協議し、インタビュー内容を見直したことで、その後、新しい課題を深堀りすることができました。

各サービスをご利用されたトータルでの感触はいかがですか。

サーベイ実施、インタビュー候補者のスクリーニング、インタビュー実施といった流れを機械的に行うのではなく、エキスパートからのフィードバック結果を受けて内部ミーティングを実施するなど、柔軟に進め方を切り替えさせていただけたことで、実りある情報を手に入れることができました。

とくにインタビュー候補者の選定については、ミーミル社様より再提案いただいたことが印象的でした。

SPEEDAについては、情報量と、キーワードから正確にターゲット顧客を引っ張ってくる能力が非常に長けていると感じます。さらにそれを深掘りするためのインタビューなどがワンストップでできるところが強みだと思います。

コストパフォーマンスの面ではどのように感じましたか。

低コストで素早く情報にアクセスでき、かつその情報も整理されているので、大変有益だと感じています。

企画の早い段階から、仮説の構築・検証のサイクルを素早く実行できる環境が整いつつある

SPEEDAやSPEEDA EXPERT RESEARCHを実際に使ってみて、変化はありましたか。

サービスを利用したメンバーからは、「企画の早い段階で活用することのメリットに気づいた」と反応が返ってきます。手軽にエキスパートの情報を得ることができるため、不明瞭な点について理解が進む。その結果、検討の方向性を変更することもありますがこれは無駄なコストをかけないことに繋がる。いわゆるFail Fast(早く失敗する)という考え方です。知らないことはさっさと聞いて、方向性を確かめた方が効率的だと理解されたのだと思います。

「NEXPERIENCE」にも通じるものでしょうか。

そうですね。課題は存在するのか、解決策がフィットしているのか、お金を出してもらう価値はあるのか、などを確認し、学びを得ながら改善していく。そのプロセスにおいてもうまく機能している感覚があります。

弊社のサービスを使っていただいたことによって、日々の業務の向き合い方や働き方に対する変化や副次的な効果はありましたか。

先の会話でも挙がったように、企画の早い段階から、仮説と検証のサイクルを回して価値の作りこみを行うことのメリットに気づくメンバーが増えていると感じます。

我々は元々こういったやり方を社内で普及・浸透させていく部隊なのですが、SPEEDAとEXPERT RESEARCHによってそのきっかけができ始めた感覚があります。実際、インタビューを実施したい、と声が掛かる機会が増えてきています。

SPEEDA活用でSX(サステナビリティトランスフォーメーション)の推進にも期待

今後の展望をお聞かせください。

私たちは持続可能な社会づくりに貢献すべく、企業のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)を支援する事業を推進しています。企業の生み出す社会価値・環境価値・経済価値を、デジタルテクノロジーを活用して向上させ、企業の“稼ぐ力”と社会のサステナビリティへの貢献をサポートします。

企業同士がWin-Winで、その先のコンシューマーの課題解決につながる事業をつくるときに、我々が見えていない情報、知らない情報を得て、今ある情報とつなげて新たな価値を出す。この時にSPEEDAやEXPERT RESEARCHのサービスは有効だと思います。そういうプロセスで活用しながら、SXを進めていきたいと考えています。

今後、ミーミル社様に期待することは2つで、1つは質問設計やリサーチ目的整理などのサポートの充実。もう1つは、コミュニティです。

SXを進めていくためには、産官学公民、さまざまなお客様との協創活動が重要となってきます。そうした方々と繋がり協創できるようなコミュニティ活動も推進していきたいと考えています。

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