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Speeda、「上場5年で時価総額100億円を超える企業の実態」を分析した調査レポートを公開。上場2年目を境に、時価総額に明暗が分かれる

2025.11.25

経済情報プラットフォーム「Speeda」は、調査レポート『時価総額100億円超え企業の実態調査からみるスタートアップへの示唆』を公開しました。

東京証券取引所はグロース市場の上場維持基準を、現行の「上場5年経過後に時価総額40億円以上」から、2030年3月以降は「上場5年経過後に時価総額100億円以上」へと引き上げる方針を示しました。

新基準は新規上場要件こそ据え置かれるものの、既上場企業のみならず、今後上場を目指すスタートアップにとっても、中長期的な成長戦略を再考する契機となることが予想されます。

本レポートでは、過去に時価総額100億円未満で新興市場に上場した377社を対象に、上場から5年で時価総額100億円に到達した企業と、到達できなかった企業を財務指標・株価推移などの多角的なデータで比較分析。上場後の成長軌道の分岐要因を明らかにしました。

分析の結果、上場2年目を境に両者の時価総額推移に明確な差が生じることが確認され、売上・利益成長率やM&A実施状況、業績予想達成率など、持続的成長を支える要素が可視化されました。

さらに、有識者インタビューでは、経営者および投資家の視点から「上場後も持続的に成長する企業」の共通点を整理しました。

アイスタイルCFOの菅原敬氏やPR TIMES代表の山口拓己氏による企業価値向上の実践事例に加え、日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)会長の郷治友孝氏・田島聡一氏、UntroD Capital Japan代表の永田暁彦氏、グロース・キャピタル代表の嶺井政人氏らが、成長を支える経営・投資戦略について語っています。

本分析を通じて、「上場後に企業価値をどう伸ばすか」というテーマに対し、上場準備中の企業や既上場企業、投資家にとって実践的な示唆を提供することを目的としています。

■レポートの閲覧方法

本レポートは「EXPERT Growth Hack Report」シリーズに収録されており、有償でご提供しています。他のレポートとセットでのご購入も可能ですので、ぜひご検討ください。

詳細およびお申し込みは下記よりご確認いただけます。
https://form.uzabase.com/ng/answers/growthhack_regular2506/

選択肢が表示されない場合は、ブラウザのキャッシュ削除と再読み込みをお試しください。

なお、主要ポイントを抜粋したサマリー記事は無料でご覧いただけます。
・サマリー記事:https://initial.inc/articles/growth-market-post-ipo

ご不明点がございましたら、以下アドレス宛にお問い合わせください。
mailto:support.speeda.startup-research@uzabase.com


レポート執筆者のコメント

東証グロース市場の上場維持基準の見直しは、2025年の日本のスタートアップ業界で最も注目を集めたテーマのひとつと言っても過言ではありません。

分析を通じて強く感じたのは、時価総額が伸びる企業ほど「当たり前のことを当たり前にやり続けている」という点です。未上場時は資金調達の場面でのみ評価されますが、上場後は毎日株価がつき、外部から絶えず評価され続けるため、本来取り組みたいことを腰を据えて進めることが難しくなる局面もあります。

そのような環境下でも、中長期のありたい姿を示し、戦略と実行の一貫性を保ちながら、業績予想を着実に達成し続ける企業は、信頼を積み上げ、結果として時価総額の向上につながっていました。

制度変更が注目されるいま、本レポートが、上場後も持続的に成長していくための視点を考える一助になれば幸いです。

Speeda事業 スタートアップアナリスト
平川 凌

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