ムラタの技術開発に学ぶ 共栄の事業創出

イベント概要

企業の継続的な成長を実現するため、各社で新規事業を創出するための制度を導入、共同開発のような共創の取り組みも活発化しています。多くの企業が新たな価値の創出に挑戦する一方で、事業化の壁を感じ、模索する企業も多いのではないでしょうか。

本セミナーでは、株式会社村田製作所 執行役員 技術・事業開発本部 事業インキュベーションセンター長 安藤 正道 氏をゲストにお迎えし、新規開拓領域の事業化について議論します。安藤氏は有機圧電体の開発に従事され、繊維に応用、帝人フロンティア社と株式会社PIECLEXを設立、取締役を兼務されています。

自社の技術力を応用した新事業の創出に、いかなる着想が求められるのでしょうか。また、協業において、いかに関係性を築き、事業化へと導けるのでしょうか。新領域のアイディアへの賛同者に対する感謝が原動力と語る、安藤氏の思想とその行動力にご期待ください。

昨年、村田製作所 専務 岩坪 浩 氏をお迎えしたM&AをテーマとしたH2Hセミナーの内容は、サマリーレポート『ムラタのM&Aに学ぶ、技術力を核とした共栄の事業変革』よりご覧いただけます。本セミナー前にぜひ一読いただき、対談をより深くお楽しみください。

こんな方におすすめ

• オープンイノベーションを推進する技術・知財部門管掌の役員・部長の皆様
• 自社技術の応用展開を模索している技術・研究・知財領域の責任者・担当者様
• 技術・知財を経営に生かしたい経営企画・事業開発部門の責任者・担当者様

開催概要

プログラム

TOPIC 1：ムラタの研究開発から事業化までの体制を紐解く
TOPIC 2：新素材「PIECLEX」着想から会社設立までの実録
TOPIC 3：安藤氏を突き動かす想いと挑戦への情熱

出演者

安藤 正道 氏

株式会社村田製作所 執行役員 博士（工学）
技術・事業開発本部 事業インキュベーションセンター センター長　
株式会社PIECLEX 取締役
関西大学 連携大学院 客員教授

1988年関西学院大学理学部物理学科を卒業、同年4月株式会社村田製作所に入社。2004年まで移動体通信向け誘電体多重モードフィルタの開発と事業に従事、その後知的財産部を経て研究開発センター機能材料研究部に所属し主任研究員として有機圧電フィルムとその利用デバイスの開発を手掛ける。2015年より事業インキュベーションセンターにて部長に就任。2020年には、当初より開発に取り組んでいた有機圧電体の繊維製品を商品化する株式会社PIECLEX社を設立し取締役に就任。2021年より執行役員として現職に至る。

伊藤 竜一

株式会社ユーザベース
SPEEDA事業執行役員 技術領域事業CEO

2007年名古屋大学大学院工学研究科を修了後リクルートに入社。製造業のヒト組織課題解決に従事。2016年ユーザベースに参画。経営の意思決定支援が技術部門の課題解決に横展開できる市場期待に着眼。技術・知財経営の重要性を説き、SPEEDA上に「特許・学術論文動向検索」等を機能拡張した『SPEEDA R&D』の企画および事業・組織立上げをリード。技術者が輝き、技術が大きな経済価値になる社会の実現を志す。