共創を加速する知財戦略 - ソニーの新素材プロジェクトを紐解く -

2022年6月23日(木)11:00〜12:15

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イベント概要

事業成長の一手としてオープンイノベーションへの期待が高まる中、自社の技術をいかに活用するのか、特許のライセンシングのあり方を模索する企業は多いのではないでしょうか。ソニーが生み出した籾殻から生まれた天然由来の多孔質カーボン素材「Triporous™」(トリポーラス)は、その独特の微細構造で特許を取得し、循環型社会に貢献できるとさまざまな分野にて製品やソリューションの開発をパートナー企業と展開しています。

本セミナーでは、ソニー知的財産サービス株式会社 情報戦略部 統括部長 矢藤 有希 氏をゲストにお迎えし、オープンイノベーションを加速させる知財戦略について議論します。知財でキャリアをスタートした矢藤氏は、R&D部門や事業部門での経験を経て、情報戦略や知財インキュベーションに従事され、Triporous™プロジェクトを通じて複数の業界との共創とSDGsへの貢献に挑戦しております。

矢藤氏は知財部の役割や存在意義をどのように捉え、事業成長に寄与する知財活動を実践されているのでしょうか。また、パートナー企業と共に収益化へ導いた本プロジェクトの背景には、いかに知財戦略を思考して、実行してきた過程があったのでしょうか。多様性を活かした価値の創出を大切にされながら、リスクを取る英断と行動力を兼ね備えた矢藤氏の挑戦と信念にご期待ください。

こんな方におすすめ

  • 自社技術の応用展開を模索している知財・研究・技術領域の責任者・担当者様
  • オープンイノベーションを推進する知財・技術部門管掌の役員・部長の皆様
  • 知財・技術を経営に生かしたい経営企画・事業開発部門の責任者・担当者様

開催概要

開催日

2022年6月23日(木)11:00-12:15(日本標準時)
※終了時間は多少前後する可能性がございます。

参加料

無料

視聴方法

本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。配信ツールZoomを利用いたします。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

Zoomでのオンライン配信動画視聴方法につきましては、お申し込みいただいた方へのみご案内させていただきます。当日のご案内メールが届かない方はお手数ですが (speeda_marketing@uzabase.com) までご連絡ください。

プログラム

TOPIC 1:Triporous™プロジェクト、挑戦の軌跡を辿る
TOPIC 2:オープンイノベーションにおける収益化と知財戦略
TOPIC 3:知財で共創をリードする矢藤氏の信条

出演者

矢藤 有希 氏

ソニー知的財産サービス株式会社
情報戦略部 統括部長

1990年慶應義塾大学理工学部計測工学科を卒業、ソニー(株)へ入社。知的財産部門で特許権利化業務に8年間従事。その後、技術開発戦略部門へ異動して通信・ネットワーク技術開発戦略に携わり、事業戦略部門を経て、事業部門にてネットワークサービス事業立ち上げに携わる。2005年に知財部門へ戻り、権利活用業務に従事した後に知財経営戦略室にて知財分析を手掛ける。2017年、他社との知財協業と情報分析を担う知的財産インキュベーション部統括部長に就任、2021年より現職。米の籾殻由来多孔質カーボン素材Triporous™の事業化も行っている。

伊藤 竜一

株式会社ユーザベース
SPEEDA事業執行役員 技術領域事業CEO

2007年名古屋大学大学院工学研究科を修了後リクルートに入社。製造業のヒト組織課題解決に従事。2016年ユーザベースに参画。経営の意思決定支援が技術部門の課題解決に横展開できる市場期待に着眼。技術・知財経営の重要性を説き、SPEEDA上に「特許・学術論文動向検索」等を機能拡張した『SPEEDA R&D』の企画および事業・組織立上げをリード。技術者が輝き、技術が大きな経済価値になる社会の実現を志す。

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