企業価値創造に資する知財カンファレンス - The IP Front -

2023年10月31日(火)16:00〜19:30

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イベント概要

SPEEDA R&D事業では、2020年より知財ガバナンスや経営に資する知財活動をテーマに、各社で新たな取り組みに挑戦する方々をゲストにお迎えしたH2Hセミナーを開催してきました。
毎回1,000名を超える方にご参加いただく中、経営・事業起点の知財・無形資産活用の輪をさらに拡げる機会をつくるべく、会場である弊社東京・丸の内オフィスへゲストの方々をお招きして四部構成でお届けする初のカンファレンスを開催いたします。
ゲストの方々だけでなく、参加者の皆様にも会場へお越しいただき、知財・無形資産活用の第一歩から期待される未来まで、一緒に考えていきたいと思います。
なお、オンラインによる生配信を同時に行いますので、ご来場が叶わない方もカンファレンスの熱量を共に高めていければと思います。
ぜひチャットよりご感想やご質問をご共有いただき、インタラクティブに進めてまいります。
知財関係者の方々はもちろん、研究開発部門や事業部門も含めた広義なコミュニティとして、自身の活動から自社を成長させる力へ、さらには日本を再興する力へと昇華させるべく、大きな機運を共につくり上げて行きましょう。

第一部では、知財ガバナンス研究会の支援を得て2名のゲストをお招きし、"守りの知財"から"攻めの知財"へ転換する際のマインドセットや経営・事業との連携を議論します。
お一方目は、知財の責任者を歴任後、ナブテスコ株式会社にて事業競争力や企業価値を高める知財戦略経営体制を構築、現在は知財・無形資産経営者フォーラム事務局長や知財ガバナンス研究会の幹事を務めるHRガバナンス・リーダーズ フェロー 菊地 修 氏。
お二方目は、古河電気工業株式会社にて先端技術研究の長い経験を持ち、現在同社小林会長直伝の「知財は戦略のど真ん中」を実践され、シニア・フェロー知的財産部長として経営や事業の戦略への知財情報の積極活用を推進している大久保 典雄 氏です。

第二部は、株式会社ダイセルにてIPランドスケープの立ち上げに従事し、現在は常温で環境負荷をかけずに木材を液化する新技術を核とした「バイオマスバリューチェーン構想」に取り組む江川 祐一郎 氏。
森林資源の活用と地域活性化を目指した本構想における、江川氏の産官学連携による知財のオープン活用に向けた挑戦に迫ります。

第三部は、知財から開発、事業、投資へと戦略の領域を拡げて、知的財産部門としてインキュベーションや事業創出をリードされてきたソニー知的財産サービス株式会社 矢藤 有希 氏。
長く情報・知財分析と向き合い、新規事業や経営への貢献、そして産学連携や地方創生活動へとチャレンジを続ける矢藤氏と共に、多様化する知財活動の可能性を議論します。

第四部では、三菱電機株式会社の技術資産のライセンスによりパートナー企業の新製品・サービス開発を支援する「Open Technology Bank活動」を主管する藤本 夏郎 氏と共に、知財を起点として共創を推進する取り組みに迫ります。
藤本氏は立ち上げから本プロジェクトに参画し、協業パートナーの拡大に努めるだけでなく、本活動がきっかけに始まったプラスチックリサイクル技術を活用した新規事業の事業化に挑戦しています。

会場でのご参加の皆様とは、会場にて懇親会を予定しており、ご出演者様や参加者の皆様と交流を深めていただけます。
本カンファレンスを通して、ご自身のお取り組みへの示唆を得て、影響の輪を拡げるきっかけになれば幸いです。
チームや同僚の方をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

こんな方におすすめ

  • 組織変革や企業価値貢献をミッションとする知財系部門管掌の役員・部長の皆様
  • 自社技術の応用展開を模索している知財・技術領域の責任者・担当者様
  • 大手事業会社の知財・技術・研究領域の責任者・担当者様
  • 知財・技術を経営に生かしたい経営企画・事業開発部門の責任者・担当者様

開催概要

開催日

2023年10月31日(火)16:00〜19:30 (日本標準時) ※終了時間は多少前後する可能性がございます。また、オンライン視聴の方は18:45までとなります。

参加料

無料

形式

配信会場での観覧/オンライン視聴のハイブリッド開催

会場

株式会社ユーザベース
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル

会場定員

80名 ※会場でのご参加の申込受付は先着順とし、定員になり次第締切とさせていただきます。なお、オンラインでのご参加には定員はございません。

オンライン視聴方法

Zoomを利用してライブ配信いたします。 ※Zoomでのオンライン配信動画視聴方法につきましては、お申し込みいただいた方へのみご案内させていただきます。当日のご案内メールが届かない方はお手数ですが (speeda_marketing@uzabase.com) までご連絡ください。

プログラム

15:20 ~ 15:50
開場/受付
※オンラインでのご参加の方は、16:00までに視聴用URLへログインください。

16:00 ~ 16:05
オープニングトーク

16:05 ~ 16:50
第一部「"攻めの知財"への転換」



菊地 修 氏

HRガバナンス・リーダーズ株式会社 フェロー
知財・無形資産 経営者フォーラム 事務局長
戦略法務・ガバナンス研究会 共同代表幹事
知財ガバナンス研究会 幹事

1981年、東京芝浦電気株式会社(現株式会社東芝)に入社し、社会インフラから情報システム、ソフトウェア、デジタルコンテンツ、ネットビジネス等の事業分野における知財戦略業務を担当すると共に、本社の知財法務責任者として知財訴訟や知財リスク管理を指導し、不正競争防止法や著作権法等の法改正に関与。
2007年、株式会社ACCESSに入社し、次世代携帯電話(現スマートフォン)の標準プラットフォーム(OS)を開発し、その知的財産をグローバルにライセンスする事業に参画し、知的財産部長として知財戦略を策定しグローバルでの知財創造・保護とライセンス等のオープン(活用)戦略を実行。
2012年、ナブテスコ株式会社に入社し、会社のグランドビジョン実現に向けて、グローバルでの事業競争力強化と企業価値向上を図る知財戦略経営体制を構築し、各事業における「コア価値」を「知的財産」と位置づけ、その獲得・強化を的確に実現する知財戦略を策定してナブテスコクループ全体で事業活動の一環として実行。ナブテスコは「2018年度 知財功労賞 経済産業大臣表彰」を受賞。
また2018年からはナブテスコR&Dセンター長も兼任し、Connected Industries時代に向けた機械のIoT化、メカトロニクス化を早期に実現するため、先進的な技術開発とその知財戦略を一体的に推進。
※菊地氏の生い立ちや原体験を紐解いた独占インタビュー記事を<こちら>よりご覧ください。




大久保 典雄 氏

古河電気工業株式会社
シニア・フェロー 研究開発本部 知的財産部 部長

​​1986年名古屋大学大学院工学研究科修了、同年古河電気工業株式会社入社。工学博士(東京工業大学)。30年以上に亘り、光デバイス技術、ナノテクノロジー技術などの研究開発に従事し、2017年から知的財産部長。特許・非特許を含む自社・他社の知的財産情報を事業戦略や経営戦略へ積極活用するIPランドスケープを推進。前社長である小林敬一のスローガン「知財は戦略のど真ん中」を実践し、現社長である森平英也が標榜する「知的資産で競争優位を築く経営」をサポートしている。2022年からシニア・フェローに就任し、知的資産活用の一段のレベルアップを目指して邁進中。
※大久保氏が寄稿した同社の知財戦略方針を「古河電工時報」第142号(2023年3月)よりご覧ください。



16:55 ~ 17:25
第二部「知財のオープン活用」


江川 祐一郎 氏

株式会社ダイセル バイオマスイノベーションセンター (兼)知的財産センター(兼)万博推進&未来企画室 主席部員
弁理士
JPAA知財経営コンサルタント

1993年、ダイセルに入社。核磁気共鳴による材料分析、医薬原料製造プロセス開発とプラント建設、化学品・医薬原料・光学異性体分離カラムの開発営業を担当後、2007年より知財業務に従事。2012年に弁理士登録。出願権利化・調査解析・特許訴訟を担当する傍ら、2017年より新たな知財機能の探索に着手、2019年にIPランドスケープの推進部門を立ち上げ。並行して、知財機能を活用した新規テーマのインキュベーションを企画、2021年にバイオマスによる新産業創造を目指す全社プロジェクトを立ち上げ。現在、大阪・関西万博への協賛にも携わりつつ、我が国の森林資源活用と地域活性化を目指して、産官学連携による知財オープン活用の仕組み創りに挑戦中。


17:30 ~ 18:00
第三部「多様化する知財活動」


矢藤 有希 氏

ソニー知的財産サービス株式会社
コミュニケーションエキスパート

1990年慶應義塾大学理工学部計測工学科を卒業、ソニー(株)へ入社。知的財産部門で特許権利化業務に8年間従事。その後、技術開発戦略部門へ異動して通信・ネットワーク技術開発戦略に携わり、事業戦略部門を経て、事業部門にてネットワークサービス事業立ち上げに携わる。2005年に知財部門へ戻り、権利活用業務に従事した後に知財経営戦略室にて知財分析を手掛ける。2017年、他社との知財協業と情報分析を担う知的財産インキュベーション部統括部長に就任、米の籾殻由来多孔質カーボン素材Triporous™の事業化も行う。2021年よりソニー知的財産サービス株式会社情報戦略部の統括部長を経て、現在はコミュニケーションエキスパートとして社外発信と情報分析を担当している。


18:05 ~ 18:35
第四部「知財起点の共創推進」


藤本 夏郎 氏

三菱電機株式会社
知的財産渉外部 技術資産活用グループ グループマネージャー 兼 営業本部 事業推進部 リサイクル共創センター 副センター長

2006年、三菱電機株式会社に入社。入社以来、知的財産渉外部で国内外での特許侵害訴訟やライセンス交渉、新たな光ディスクのパテントプールの設立、全社知財戦略の立案・実行等に従事。2021年より「Open Technology Bank活動」の立ち上げメンバーとして活動を主導し、2023年より現職。本活動を契機に創出されたプラスチックリサイクル関連の新規事業のプロジェクト化を実現し、新設されたリサイクル共創センターにて事業化に向けて奔走している。



<第一・四部 モデレーター>


伊藤 竜一

株式会社ユーザベース
SPEEDA事業執行役員 技術領域事業CEO
INPIT IPランドスケープ支援事業 審査委員

2007年名古屋大学大学院工学研究科を修了後リクルートに入社。製造業のヒト組織課題解決に従事。2016年ユーザベースに参画。経営の意思決定支援が技術部門の課題解決に横展開できる市場期待に着眼。技術・知財経営の重要性を説き、SPEEDA上に「特許・論文・科研費動向及び研究者情報」等を機能拡張した『SPEEDA R&D』の企画および事業・組織立上げをリード。技術者が輝き、技術が大きな経済価値になる社会の実現を志す。


<第二・三部 モデレーター>


半澤 瑞生

株式会社ユーザベース
SPEEDA R&D/FORCAS Marketing Manager


大学卒業後、米国大学留学。帰国後、大企業役員向けのマッチングビジネスなどを展開する英系グローバル企業に入社。法人営業を経て、日本支社経営全般と売上/人事管理に従事。2016年、ユーザベースSPEEDA事業マーケティングチームにジョイン。2020年よりSaaSマーケティング横断組織の主メンバーとして、SPEEDA R&Dマーケティングの立ち上げ、SPEEDA R&D/INITIALマーケティングマネジャーを経て、2022年よりSPEEDA R&DとFORCASマーケティングマネジャーを兼務、現在に至る。


18:40 ~ 18:45
クロージングトーク
※オンラインでのご参加の方は、18:45までとなります。

18:45 ~ 19:30
懇親会
※会場へお越しの方のみとなります。

ご好評につきお申込みを締め切りました。
たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。