ENEOS 研究所が投じた新事業の一手 - Preferred Networksとの共創のリアル -

2023年11月10日(金)15:00〜16:15

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イベント概要

新たな事業を創出する技術開発を目指してオープンイノベーションを掲げ、異業界との共創やスタートアップ企業との連携に向けて取り組む動きはもはや珍しくありません。
一方で、開発や意思決定のスピードの違いや、領域が異なることによる言語や前提の違いに戸惑い、その難しさに課題を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ENEOS株式会社にて中央技術研究所などを管掌する常務 藤山 優一郎 氏と、同社と共に汎用原子レベルシミュレータ「Matlantis™」の開発を指揮した株式会社Preferred Networksの代表取締役 最高研究責任者 岡野原 大輔 氏をゲストにお迎えし、東京 大手町にあるイノベーション スペースより、共創による技術開発を議論します。

次なる事業創出の改革の一手を模索していたENEOS株式会社は、株式会社Preferred Networksと共に、「せっかくなら誰にも解けない問題に、一緒に取り組もう」とマテリアル・インフォマティクスに挑戦することを決意。
両社の研究者らは業界の垣根を越えた共創でMatlantis™を開発、2021年には合弁で株式会社Preferred Computational Chemistryを設立、Matlantis™は国内外で60を超える企業・研究機関で活用されています。

今までの組織体制から大きく転換してこのプロジェクトをリードする藤山氏は、いかなる覚悟で体制を変革し、新たな市場の開拓とどのように向き合っているのでしょうか。
多くの企業と連携する経験を持つ岡野原氏は、今回のプロジェクトをどのように位置付け、技術と市場の視点でいかに思考しているのでしょうか。
互いの強みを尊重し合うお二方と共に、オープンイノベーションにおける技術開発から事業化までのリアルに迫ります。

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『+Location』は、共創による事業創出の第一線で活躍されている方々のリアルに迫るべく、企業のイノベーション拠点へ伺い、その取り組みを深掘りするオンラインセミナーです。セミナーに参加することで日々の活動にプラスできる発想や思考を得て、共創という掛け合わせによる相乗的な事業が生まれるきっかけとなる。そんな熱量が波及していく世界観をつくっていきます。
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こんな方におすすめ

  • 共創をミッションとする技術・研究部門管掌の役員・部長の皆様
  • イノベーション創出に取り組む研究開発・技術企画・知財領域の責任者・担当者様
  • 新規事業を推進する経営企画・事業開発部門の責任者・担当者様

開催概要

開催日

2023年11月10日(金)15:00-16:15(日本標準時) ※終了時間は多少前後する可能性がございます。

参加料

無料

視聴方法

本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。配信ツールZoomを利用いたします。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 Zoomでのオンライン配信動画視聴方法につきましては、お申し込みいただいた方へのみご案内させていただきます。当日のご案内メールが届かない方はお手数ですが (speeda_marketing@uzabase.com) までご連絡ください。

プログラム

TOPIC 1:共創は技術開発を加速させるのか
TOPIC 2:Matlantis™を例に、共創の要所を紐解く
TOPIC 3:共に歩む両社、それぞれが描く未来

出演者

藤山 優一郎 氏

ENEOS株式会社
常務執行役員 環境安全部・品質保証部・未来事業推進部・中央技術研究所管掌

1990年東京工業大学大学院総合理工学研究科を修了、同年4月日本石油株会社(現・ENEOS株式会社)に入社。2009年東大EMP(Executive Management Program)修了、2010年鹿児島大学工学部社会人博士課程修了。2014年に中央技術研究所 燃料研究所長 兼 製造部副部長を経て、2016年より中央技術研究所長、2017年に執行役員、2022年より常務執行役員に就任。2023年Art of Management修了。

岡野原 大輔 氏

株式会社Preferred Networks
共同創業者、代表取締役 最高研究責任者
株式会社Preferred Computational Chemistry
代表取締役社長

2010年に東京大学にて博士(情報理工学)取得。大学院在学中の2006年に、西川徹等とPreferred Networks(PFN)の前身となる株式会社Preferred Infrastructureを創業。2014年に深層学習の実用化を加速するためPFNを創業、PFNの最高研究責任者として、深層学習の研究やその実用化に取り組む。PFNとENEOSが共同開発した汎用原子レベルシミュレータMatlantisの販売を行う株式会社Preferred Computational Chemistryの代表取締役社長を兼任。
「AI最前線」を日経Roboticsに連載中。「大規模言語モデルは新たな知能か」(岩波書店)、「ディープラーニングを支える技術」(技術評論社)など著書多数。

伊藤 竜一

株式会社ユーザベース SPEEDA事業執行役員 技術領域事業CEO
INPIT IPランドスケープ支援事業 審査委員

2007年名古屋大学大学院工学研究科を修了後リクルートに入社。製造業のヒト組織課題解決に従事。2016年ユーザベースに参画。経営の意思決定支援が技術部門の課題解決に横展開できる市場期待に着眼。技術・知財経営の重要性を説き、SPEEDA上に「特許・論文・科研費動向及び研究者情報」等を機能拡張した『SPEEDA R&D』の企画および事業・組織立上げをリード。技術者が輝き、技術が大きな経済価値になる社会の実現を志す。

半澤 瑞生

株式会社ユーザベース SPEEDA R&D/FORCAS Marketing Manager

大学卒業後、米国大学留学。帰国後、大企業役員向けのマッチングビジネスなどを展開する英系グローバル企業に入社。法人営業を経て、日本支社経営全般と売上/人事管理に従事。2016年、ユーザベースSPEEDA事業マーケティングチームにジョイン。2020年よりSaaSマーケティング横断組織の主メンバーとして、SPEEDA R&Dマーケティングの立ち上げ、SPEEDA R&D/INITIALマーケティングマネジャーを経て、2022年よりSPEEDA R&DとFORCASマーケティングマネジャーを兼務、現在に至る。

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