経営視点で再定義する
新規事業 の”非財務”的価値

イベント概要

本セミナーでは、これまで語られてこなかった「新規事業」と「非財務資本（無形資産）」の接合点について、豪華ゲストとともに考えます。

昨今、企業経営において非財務資本（＝人材・ブランド・組織文化・知的資本といった目に見えない資産）の重要性が高まっています。非財務資本こそが中長期的な企業価値や競争力の源泉になるという認識は徐々に広がりつつも、掴みどころがないこの概念をうまく理解・活用・先行投資できていないという企業も多いのではないでしょうか。

一方で、いまや多くの企業が取り組んでいる新規事業開発。センミツとも言われるようにそもそもの難易度が高く、そう簡単には財務価値に転換されない中で、「新規事業は“経営上の無形資産”なのではないか？」という新たな問いが浮かび上がります。

そこで今回は、「新規事業」と「非財務資本（無形資産）」の接合点を探るにふさわしい2人の豪華ゲストをお迎えし、台本なしでたっぷりと語り尽くします。

横河電機にて今年3月まで常務執行役を務められた阿部 剛士氏は、新規事業・M&A・R&D・知財・デザインなどの機能を統合したマーケティング本部を立ち上げて企業変革を推し進めてきた中で、無形資産が生み出す価値を重視し、育んでこられました。
ヤマハ発動機の青田 元氏は、長きに亘り経営企画と新規事業を兼任する中で、新規事業に取り組むことで生まれる「数値化できない価値」があると気づき、いかに企業価値へと転換できるか模索されています。

「新規事業から生まれる無形資産」「無形資産から生まれる新規事業」両側面についてお二人の信念や考え方、具体的な取り組みなどをお伺いし、改めて新規事業とは何なのか？無形資産はどのように育て使いこなせばよいのか？企業の未来をつくるために、経営企画・新規事業担当・経営者それぞれが持つべき思考や行動は何か？など、参加者の皆様とともに考えます。

こんな方におすすめ

• 経営企画やコーポレートにて、非財務資本強化や企業価値向上に向き合っている方
• 新規事業創出に取り組んでおり、改めてその意義や向き合いをアップデートしたい方

開催概要

プログラム

対談セッション「経営視点で再定義する 新規事業 の”非財務”的価値」

出演者

阿部 剛士 氏

オフィス アベツマ合同会社 代表
元・横河電機株式会社 執行役常務 マーケティング本部長
博士（技術経営）

1985年現インテル株式会社に⼊社。インテル・アーキテクチャ技術本部⻑、マーケティング本部⻑、技術開発・製造技術本部⻑を歴任。2009年以降、取締役 兼 副社⻑執行役員に就任。2016年横河電機株式会社⼊社し、常務執行役員　兼　マーケティング本部⻑、CMOとしてデジタル・マーケティング、マーケットコミュニケーション、マーケットインテリジェント、ブランディンク、事業計画（中長計立案）、R&D、M&A（戦略的アライアンス）、知財、新事業開拓、事業計画、標準化戦略、オープン・イノベーション、工業デザイン、ガバメント・アフェアなどを傘下にマーケティング本部を統括。2025年4月にマーケティング・コンサルタントとして独立、現在オフィスアベツマ合同会社代表社員として、マーケティングマインドによる企業経営改革・マーケティング能力の育成を支援。専門は、マーケティング論、戦略論、組織論。

青田 元 氏

ヤマハ発動機株式会社
執行役員 CSO 経営戦略本部長 兼 Yamaha Motor Ventures Chairperso

1996年三井物産株式会社入社。主に金属資源の投融資案件の組成、トレーディング業務を担当。デトロイト、ニューヨーク、ロンドンで合計10年の海外駐在を経験。2010年にハーバードビジネススクールのリーダーシップ開発プログラム(PLD)を終了。
2017年にヤマハ発動機株式会社に入社、経営企画、新規事業関連業務を担当し、2024年から執行役員新事業開発本部長、2025年1月から現職。CVC活動の中心であるYamaha Motor VenturesのChairpersonを兼務。

金子 祐紀

株式会社ユーザベース
執行役員 スピーダ事業 コンサルティング統括

東芝で様々な新規事業を立ち上げてきた連続社内起業家。2020年にエイベックスと東芝の合弁会社コエステを設立し、執行役員に就任。2022年に新規事業開発支援のアルファドライブに入社し、アクセラレーションスタジオ長として累計50社以上600以上の事業開発プロジェクトの支援に従事。2024年に親会社のユーザベースに転籍し、現在は執行役員としてコンサルティング事業を統括している。経産省起業家育成プログラム「始動」3期生。東京大学大学院 協力研究員。