京セラR&Dが挑み続ける、
経営哲学を活かすオープンイノベーション戦略

2025年9月2日(火)15:00〜16:15

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イベント概要

社会課題の複雑化や技術革新の加速によってオープンイノベーションの重要性が高まるなか、日本の製造業が高度経済成長期に強みとしていた自前主義による成功体験との間で葛藤している方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、創業者から引き継がれる強い経営哲学をもつ京セラ株式会社の執行役員 研究開発本部長 仲川 彰一 氏とオープンイノベーション推進部 永見 真章 氏をお招きし、同社のオープンイノベーション拠点「みなとみらいリサーチセンター」より、共創戦略や取り組みのリアルに迫ります。

強いベンチャースピリットを持つ同社は「私たちには決してできないと人から言われたことをやる」ために、M&Aを中心に自社内に留まらない挑戦を重ねてきました。
新規事業においても早期に他社と組む領域を特定し、アカデミアや大手企業との連携を推し進め、さらに国内外を対象としたCVC「Kyocera Venture Fund-I LP」を2024年に設立するなど、その影響範囲をグローバルに広げています。
自社の強みを特定し、オープンイノベーションによる可能性を追求するプロセスの途上にあるなか、「成果に繋げるのは非常に難しい」と語る仲川氏の真意はどこにあるのでしょうか。
また、アメーバ経営に象徴される独立採算制の思考と、新規事業の立ち上げという中長期の思考を、同社はいかに舵取りをして両立しているのでしょうか。

数々の共創を経験した上で自前主義からの脱却を強く掲げる仲川氏と、現場の第一線で挑戦を重ねる永見氏とともに、自社の強みを活かしたオープンイノベーション推進を議論します。

こんな方におすすめ

  • イノベーション創出をミッションとする研究開発・技術企画・知財領域の責任者・担当者
  • 共創をミッションとする技術・研究部門管掌の役員・部長
  • 技術企画・研究開発・知財・事業開発系部門の責任者・担当者

開催概要

開催日

2025年9月2日(火)15:00-16:15(日本標準時)
※終了時間は多少前後する可能性がございます。

参加料

無料

視聴方法

本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。配信ツールZoomを利用いたします。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。
当日のご案内メールが届かない方や、セミナー参加に関するご質問・ご相談などありましたら、(speeda_marketing@uzabase.com) までご連絡ください。

プログラム

TOPIC 1:京セラの研究開発戦略から、オープンイノベーションの真意を紐解く
TOPIC 2:ベンチャースピリットで挑む、自前主義からの脱却に向けたリアル
TOPIC 3:京セラ経営哲学の真髄、その強さの活かし方

出演者

仲川 彰一 氏

京セラ株式会社
執行役員 研究開発本部長

1988年京セラ(株)に入社。総合研究所に所属し、シミュレーション技術の普及と開発、セラミックスの衝撃破壊の研究、車載用セラミック基板の開発などに従事。2011年よりSOFC形燃料電池の開発に取り組み、2014年より事業部にて事業化に携わる。2016年、総合研究所(現ものづくり研究所)、2019年先進マテリアルデバイス研究所、2021年4月より研究開発本部を担当し、現在に至る。

永見 真章 氏

京セラ株式会社
研究開発本部 オープンイノベーション推進部
リレーション推進1課 責任者

2007年、日本メディカルマテリアル株式会社(京セラバイオセラム事業部と神戸製鋼所医療材料部による合弁会社)に中途入社。整形外科領域における人工関節の営業に従事し、大学病院や大規模病院での手術立会いは通算2,000件以上にのぼる。2017年、同社の京セラ株式会社への吸収合併に伴い、メディカル事業部へ異動。2020年、社内公募により現職に就任。現在は研究開発部門にてオープンイノベーションの推進を担い、各部門の橋渡しや社内外のリレーション構築など、領域を横断した幅広い活動に取り組んでいる。

伊藤 竜一

株式会社ユーザベース
執行役員 スピーダ事業 ソリューション責任者 兼 知財・研究開発領域アカウント統括

2007年名古屋大学大学院工学研究科を修了後、リクルートに入社。製造業大手クライアントを中心に、採用・人材開発・組織課題解決に従事。2016年ユーザベースに参画。経営の意思決定を支援しつつ、従来価値がR&D部門のマーケティングにも応用しうる用途展開に着眼。技術・知財経営の重要性を説き、
経済情報を核にしたスピーダ上に多角的な技術コンテンツを拡張した新プロダクトプランを企画開発・事業化。現在はイノベーション創出と人材開発に主眼を置いた複合ソリューションやWith AI時代の新価値創造に挑む。

半澤 瑞生

株式会社ユーザベース
執行役員 スピーダ事業 マーケティング担当

大学卒業後、米国大学留学。帰国後、英系グローバル企業に入社、法人営業として従事。2016年、ユーザベース スピーダ事業マーケティングチームにジョイン。2020年よりSaaSマーケティング横断組織の主メンバーとして、スピーダR&D・INITIAL・FORCASマーケティングマネジャーを経て、現在はスピーダ事業と併せNewsPicks広告事業マーケティング&インサイドセールス責任者を兼務。2025年1月、執行役員 スピーダ事業マーケティング担当に就任し現在に至る。

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