SPEEDAとは
資料・コラム

「グローバルに事業開発する業務においても、SPEEDAの顧客に寄り添うサービスに非常に満足しています。」

大手情報通信企業のグローバル営業本部における活用事例

ソフトバンク株式会社

User's Voice

ソフトバンク株式会社、グローバル営業本部新規事業統括部の愼英宰様に、SPEEDAの中で特にご評価いただいている『サポートデスク』についてお話しをお伺いいたしました。
海外で最先端のITテクノロジー領域における新規事業を立ち上げ、事業化することがミッションの同部署では、スピーディで幅広い情報収集が日々求められます。サポートデスクをどのようにご活用頂けているか、どのような点を評価いただいているのかをご紹介したいと思います。

サマリー

  • サポートデスクの存在を決め手にSPEEDAの導入を決定
  • 海外企業調査やターゲットリスト作成、新業界の分析など、週1~2回サポートデスクを利用
  • 問い合わせ後30分以内に一次回答が得られる点を評価

早船:ソフトバンク様の事業内容についてお聞かせください。

愼様:ソフトウェアの流通業から始まり、旧日本テレコム、英ボーダフォン日本法人の買収を経て、主幹事業が通信事業へ変遷してまいりました。現在、弊社を含めたソフトバンクグループでは、Sprintによる米国の通信事業や、傘下のヤフー、Alibabaをはじめとした多岐に渡る事業をグローバルに展開しています。

早船:グローバル営業本部新規事業統括部の業務内容、ミッションをお聞かせください。

愼様:私の部署は、海外での新規事業開発、事業化がミッションです。 現在の弊社の主幹事業は通信事業ですが、その先の新しい事業を立ち上げるべく、「IT革命で人々を幸せにする」というソフトバンクグループのビジョンに基づいて、主にIT関連の領域におけるさまざまな新規ビジネスを構築しています。

早船:愼様のプロフィール、経歴などバックグラウンドについてお聞かせください。

愼様:私は、理系の大学院を卒業後、ソフトバンクに入社しました。エンジニア職からキャリアをスタートし、iPhoneを発売する時にはマーケティング部門へ。その後は、企画部門、国内の新規事業開発部門と企画畑が長いですね。今の部門には、2017年4月から所属しています。

ソフトバンク様の導入前の背景・課題

早船:SPEEDA を導入する前、どのような課題、悩みがございましたか。

愼様:実は、以前の部門にいる際にSPEEDAを導入しました。 当時の私は、中長期のビジネスプランを考えることがミッションでした。直ぐに収益を上げるわけではない中長期の話であるため、人員リソースが限られていました。
リソースが限られていたからこそ、より高い成果を上げるため、「外部の力を活用しよう。」「ツールで解決できる事はツールで行おう。」という発想になりました。
例えば、情報収集がそれに当たります。外部に任せても、同等のクオリティーの情報が手に入るのなら、外部に任せればいいと考えていました。そして空いた時間を、『情報を活用する仕事』に充てる。そう考えたんです。
その時にSPEEDAを知り、これは活用できると確信し、導入させていただきました。

早船:数あるサービスの中から、なぜSPEEDA を選んで頂けたのでしょうか。

愼様: 正直、複数のサービスと比較検討しました。その結果、SPEEDAの導入を決めたわけですが、決め手は『サポートデスクの存在』でした。 海外での新規事業の立ち上げには、各国の様々な業界、ビジネスに関する調査・分析業務が発生します。
また、弊社は、事業推進において非常に早いスピードを求められます。 そこで、スピーディ且つ、細かなリサーチまで行っていただけるサポートデスクの体制は、 他サービスにはない、大変心強いサービスであると確信したことから、 メンバーの満場一致でSPEEDAの導入に決めました。

SPEEDAのサポートデスクの強み

愼様:せっかくなので、私からも質問させてください。御社は、他社サービスと比較して、のSPEEDAのサポートデスクの強みをどのように考えていらっしゃいますか。

早船: はい。まず前提として、サポートデスクの存在自体「SPEEDA」の重要な機能であり、他サービスとの圧倒的な差別化ポイントと捉えています。
SPEEDAのサポートデスクの強みは「スピード対応」「ご対応範囲の広さ」です。特に「ご対応範囲の広さ」については、操作の質問に留まらず、高度な財務データの加工や、SPEEDA外の情報ソースのリサーチ・ご案内といった、幅広いご依頼に対応させていただいております。いわゆる一般的なサポートデスクとは一線を画した、「コンサルティングサービス」と位置付けています。

松井:私たちのチームは、お客様の情報収集・分析業務における『伴走者』を目指しております。
ツールの使い方を聞かれたら回答するのはもちろんですが、「こういう分析したいんだけど、いい切り口ないかな?」、「今後、M&Aをしそうな企業を過去のトラックレコードから分析できないか?」といったご相談ベースの問い合わせ対応や、データ加工や簡易リサーチといったアウトプットのご提供までをカバーしております。

愼様:「スピード対応」と「ご対応範囲の広さ」、なるほど。確かにどんな場合でも、問い合わせへの回答がとても早いですよね。

松井:ありがとうございます。私たちのお約束として、お問合せに対しファーストレスポンスを30分以内にお返ししております。

愼様:問い合わせ内容によって担当を振り分けていらっしゃるのでしょうか。

松井:基本的にはサポートのメンバーでお客様へのご対応をしておりますが、リサーチの際などは弊社内の知見のあるアナリストメンバーや、時には海外チームと連携を行い、最適なご回答を出せるように連携を取っております。

愼様:そうやって、どこで調査しているのかを開示してくださると、私どもも安心ですね。そこは、もっとアピールしていいんじゃないですか(笑)。

早船:有り難いお言葉、ありがとうございます。

具体的なサポートデスクの利用シーン

松井:実際にサポートデスクをご利用される業務シーンを教えて頂けますでしょうか。

愼様:いくつかのケースがあります。出資検討をしている海外企業について調べる段階では、できるだけ多くの情報を集めたいと考えています。
その時、上場企業についてならSPEEDAで直ぐに情報が見つかりますが、未上場企業については情報が見つからないこともあります。その場合、サポートデスクへご連絡し、「この企業のデータの取得状況はどうなっていますか?」「現地ではどのような位置づけの企業でしょうか?」などお聞きしています。
全ての情報が出てくるわけではないですが、ないものはないと言っていただき、その際でも適切な有料の信用調査レポートなどをご紹介いただき助かっています。

また、有難いことに、弊社には各国の企業から「一緒にビジネスをしませんか?」という提携の話を頂く事があります。そんな時、海外では認められても日本国内では『規制』があり認められないビジネスの話もあるのです。その事を相手に説明するのが大変で、関連省庁のホームページから規制に関する資料をダウンロードし、英訳していると時間が非常にかかります。
そんな時は、まずは、SPEEDAの英訳された業界分析レポートを活用し、資料が見つからない時は、サポートデスクへも相談しています。

松井:詳しくご説明頂きまして、有難うございます。ご利用いただけている背景が見えてきました。

愼様:他にもあります。海外企業のターゲットリストを作る際、自分たちで調べると従業員数を始めとしてデータが不明確な事もあります。そんな時はサポートデスクへ「このような条件のリストを作ることは可能でしょうか?」と相談させてもらっています。
また、新しい切り口で業界を分析したい時、さすがにSPEEDAでも情報が見つからないケースもあります。その場合、自分たちで調査することが不可欠ですが、時間がかかります。そんな時にも、少しでも時間を短縮するため、SPEEDAのサポートデスクへ、「この切り口で業界を分析する事は可能でしょうか?」と相談することもあります。

サポートデスクによる業務効率化の効果

早船:サポートデスクを利用される事で、どのような効果を実感頂けていますでしょうか。

愼様:ちなみに、弊社がどのくらいサポートデスクを利用しているか分かりますか。

松井:はい。週に1~2回ご利用いただけております。

愼様:私は、業務委託の方をバーチャルに雇っている感覚でサポートデスクを見ています。そう考えると、週に1~2件のリサーチをお願いするのであれば、その都度で数時間の手間が省けているでしょう。

早船:もし、サポートデスクがなかったとしたら、どうされますか。

愼様:自分たちで情報を集めなければいけなくなりますね。しかし、自分たちの集めた情報が本当に正しいのかどうかを確認する必要も出てきますので、SPEEDAやサポートデスクがなければ、やはり困りますね。 

サポートデスクを評価頂ける点について

早船:サポートデスクのどのような点をご評価いただけていますでしょうか。

愼様問い合わせすると30分以内に一次回答を頂けることを、他のメンバーも評価しています。回答も的確ですしね。
おそらくその理由は、サポートデスクの方が、電話でアウトプットイメージをすり合わせた上で調査を実施して頂けるからだと思います。

松井:ありがとうございます。メールでのやり取りだけでは、簡易な調査であっても、アウトプットがお客様のイメージとズレてしまう場合があります。認識の齟齬を防ぐため、依頼内容の背景をしっかり理解した上で、調査に臨むことをフローに組み込んでいます。

愼様: SPEEDAには国内の情報が豊富な反面、グローバル500万社といっても海外情報では、足りない部分もあります。
それでも、グローバルに業務を行う私たちがSPEEDAに満足する理由は、サポートデスクが足りない部分を埋めてくれているからです。 「有料ですが、このようなレポート、データもありますよ。」と教えて頂き、必要なら購入するケースもあります。その親切さに満足しています。

早船:有難うございます。SPEEDAは、コンサルティングファームや金融機関にご利用いただきながら、サービスを拡充して参りました。今後もサービスを進化させることはもちろんのこと、『事業開発にはSPEEDAのサポートデスクがある』と言っていただけるよう、よりサービスの成長を早めたいと考えています。

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2017.11 インタビュー

ソフトバンク株式会社

www.softbank.jp/
  • 特色

    ソフトバンクグループにおいて、移動通信サービス、固定通信サービス、インターネット接続サービスを提供。IoTやロボット、エネルギー等の分野でも事業を拡大。また、国内ではYahoo! JAPANと連携したビジネス領域の拡大に取り組む。

  • 業種

    情報通信・IT

  • 部署・職種

    新規事業開発

  • 企業規模

    5000人以上

  • 主な利用シーン

    新規事業開発・研究開発

  • ソフトバンク株式会社

    グローバル営業本部 新規事業統括部 新規事業推進2部担当課長

    愼 英宰 様