SPEEDA EXPERT RESEARCH

効率的にエキスパートの見解が得られたことで
研究開発部の調査活動を見直すきっかけに

  • EXPERT Report
  • EXPERT Interview
社名 芝浦機械株式会社
https://www.shibaura-machine.co.jp/jp
特色 最新テクノロジーを取り入れ、世界の“モノづくり”を支える機械メーカー
業種 機械、精密機器
企業規模 連結 3,060名、単独1,692名(※2022年9月30日現在)
主な利用シーン 特定テーマ探索や新規事業検討
インタビュイー
執行役員 R&Dセンター 研究開発部  部長 博士(工学) 小久保光典様 R&Dセンター 研究開発部 企画・知的財産課 主幹 大川貴史様 R&Dセンター 研究開発部 企画・知的財産課 雨澤弘機様

芝浦機械株式会社
左から
執行役員 R&Dセンター 研究開発部 部長 博士(工学) 小久保光典様

R&Dセンター 研究開発部 企画・知的財産課 主幹 大川貴史様

R&Dセンター 研究開発部 企画・知的財産課 雨澤弘機様

主なミッション
中長期戦略および技術戦略立案

  • EXPERT Report
  • EXPERT Interview

Summary

導入の目的
  • 特定テーマ探索や新規事業の検討において、公開情報だけではなく、市場の深い実態や有識者の見解を得たい
抱えていた課題
  • 調査会社やコンサルファームへの依頼ではコストがかかり、自身でリサーチを行う場合には探索に大幅に時間がかかっていた
活用サービス
  • EXPERT Report(必要な知見や情報をリサーチのエキスパートよりレポート形式にて獲得できるサービス)
  • EXPERT Interview(特定領域のエキスパートへの1時間のインタビュ―)
導入効果
  • 数か月のヒアリングで得ていた知見を、わずか数日で得ることができた
  • 自分たちでまとめるよりも圧倒的に早く、情報共有しやすい形式でレポートを得られた
  • 時間短縮ができたことで、調査活動に対するプロセス・考え方が変わり、個々のスキルアップすべき点を考え直すきっかけになっている

R&Dセンターだけではなく、全社の中長期戦略立案が大きなミッション

研究開発部の企画・知的財産課は具体的にどのような役割を担われているのでしょうか。

大川様:技術企画を軸として、商品戦略や知財戦略を立案する部署になります。知財戦略と技術企画でチームが分かれていて、私たちは技術戦略を立てるチームに所属しています。

R&Dセンターにおける役割だけではなく、DX推進や全社的な企画、中長期戦略の立案など多岐にわたりますが、とくに中長期戦略の比重が大きいですね。

その中で、特定テーマ探索や新規事業の検討で御社のサービスを活用しています。

SPEEDA EXPERT RESEARCH導入のきっかけを教えてください。

大川様:もともとSPEEDAを利用している中で、御社のセミナーでSPEEDA EXPERT RESEARCHのサービスを知り、他社の方からも「使った方がいいよ」と勧められたのがきっかけです。

SPEEDAは主に定量情報を得るために活用しています。公開情報が一瞬で集められるのはすごいメリットですよね。ただ「実際に市場でどんなことが起きているのか?」ということを深掘りするには足りないと感じていました。

実は別の調査ツールも使っていたのですが、有識者の見解を得る手段は限られていますし、講演やセミナーに行くだけでは不十分。SPEEDA EXPERT RESEARCHはそんなときにぴったりのサービスでした。

今までお願いしていた調査会社やコンサルタントは、それなりに費用がかかります。その点、SPEEDA EXPERT RESEARCHはコストパフォーマンスが非常に高く、客観性を証明できるだけの情報が付帯してくるので、社内の説得にも使えるというメリットを感じています。

リサーチにかかっていた時間とコストが大幅に圧縮

SPEEDAではどのような機能・ページをよく利用されますか?御社の研究開発において役立っているところを教えてください。

大川様:SPEEDAでは、競合比較や競合分析、特許の傾向分析あたりが研究開発部門としては一番活用しているところで、次にトレンドに関するレポートです。トレンドのテーマごとに記事が集められているので本当に助かっています。

今まではすべて自力で調査していたのですが、SPEEDAを導入してから「こんなに楽なのか」と思いました。トレンドレポートを一覧で見て、自分たちの仮説立案・検証をおこなうこともできます。

トレンドの周辺領域も含めて一覧で見られるので、自分たちが関心をもっていない分野も目に入ってくる。企画を担当する人間には、欠かせない情報だと思います。

SPEEDAとSPEEDA EXPERT RESEARCHについて、みなさんの使い方をもうすこし詳しく教えていただけますか。

大川様:SPEEDA EXPERT RESEARCHは、SPEEDAの情報で全体感を把握して、もう少し詳しくエキスパートに聞きたいときに活用させていただいています。

SPEEDAだけでは仮説を立てる際に情報が足りない場合があるので、他社のツールを使うことがありますし、自社のノウハウを活かして仮説を作ってから、SPEEDA EXPERT RESEARCHで検証することもあります。

とくに私たちが接点のない産業や人にアプローチをかけるときに非常に助かっています。

雨澤様:探索のところがすごく時間がかかっていたところなので、SPEEDA EXPERT RESEARCHによって時間を大幅に圧縮でき、仕事がスムーズに進められています。

小久保様:SPEEDAは誰が使っても同じような形で情報が得られるイメージです。SPEEDA EXPERT RESEARCHは、使う側がある程度指針やリサーチスキルを持っている必要があって、それによって得られるアウトプットに差が出てしまう。

しかしながら、個人的にはそれが他社と差別化できているところだなと思います。

データベースだけなら他社と変わらないですし、リサーチ会社に頼むとコストがかかる。なので、SPEEDA EXPERT RESEARCHをリサーチに長けた社員が使いこなせるというのは、すごく意味のあることだと思います。

最終的にユーザーが自走できるサポート体制が一番の強み

SPEEDA EXPERT RESEARCHでは、最初にEXPERT Reportをご利用いただいたと思います。選ばれた理由を教えてください。

大川様:まず最初に、御社のサービスを一通り体験したくてEXPERT Reportを利用しました。

探索からインタビューをセッティングして、自分たちもインタビューに参加したうえで、ゴールとしてレポートをまとめてもらえるので、一通り体験できるだろうと。

それから本音を言うと、まずレポートの質を確かめたかったんです(笑)。実際にレポートを見てみたら、本当にわかりやすくまとめてくださっていました。

エキスパートにする質問も、御社がすべて作るでもなく、私たちにすべて丸投げするわけでもなく、ちょうどいい塩梅なんですよね。

お世話になっていたミーミルの担当の方は、私たちユーザーサイドの成長を意識したような問いかけ方、プロセスでサポートしてくれて、良い意味で厳しく見てくれました。

レポートの質を見たくて始めたといいましたが、実際にそのプロセスを一連で経験してみると、御社の強みはサポートの仕組みだと実感しました。これは他の会社には見られない、すごいことだと思います。

雨澤様:一方通行ではなく、双方向でやりとりしてくれるので、たとえば、当社がエキスパートに聞きたいこととエキスパートが知っていることのギャップは事前にうまく調整してくれて、こちらの要求にきちんとマッチしたインタビューができるところにすごいメリットを感じます。

EXPERT Interviewは深堀り、EXPERT Reportは客観性

EXPERT Interviewもご利用いただいていますが、EXPERT Reportとどのような違いがあると思われましたか。

大川様:一番の大きな違いは、レポートは客観性がもう一段増すということです。

インタビューした情報をまとめていくと自分たちの主観が入りがちなので、とにかく主観を取り除きたいときには、レポートまで展開する。

あとは時間がないときにはレポートが良いと思います。自分たちでまとめるよりも圧倒的に早く、情報共有もしやすい形になるので、そこのところでサービスの違いがあるかなと。

レポートを1回出してもらった後でもう少し知りたいときに、あらためてインタビューを試みるとか、絞り込んだターゲットの市場に乗り込んでいくとか、そんなことをしてます。

企業様によってはインタビューに慣れていない方もいます。初めて実施される際、抵抗や問題はなかったでしょうか。

大川様:準備が大変だろうとは思っていましたが、その業務はこれまで自身でやってきたことなので、インタビュー自体には抵抗はありませんでした。

ただ、従来の取り組み方の場合、インタビュー対象者とある程度関係性を作ったうえで会うことになりますが、このサービスだとほぼ初対面なので緊張感はあるかなと思いました。

実際お会いしたら緊張はお互い様で、私たちが質問すれば答えてくれますし、質問の意図がわからなければ率直に言ってくれるので、やりやすかったです。

業務の効率化だけではなく、調査に対する考え方・プロセスに変革

SPEEDA EXPERT RESEARCHをご活用いただく中での成功事例があれば教えてください。

大川様:中長期戦略および特定テーマの調査で利用させていただいたのですが、社内に事業の方向性を示すうえで、すごく貴重な意見が得られました。

エキスパートを選定する際、事前にスクリーニング質問をおこなっていただいたのですが、調査テーマに関する仮説にポジティブなコメントがある一方、ネガティブなコメントを書かれている方がいて「この人だ!」と思い、肯定派と否定派それぞれのエキスパートに、コメントの要因をしっかり聞いてみました。

自分たちが立てた仮説に対して、何が正しくて、何が正しくないのか。意見の異なるお二方にインタビューをして深堀りすることで、調査テーマの実態が掴めたのは、非常に大きかったです。

そこが一番の成功体験で、おかげさまで経営陣への説明までスムーズにいきました。

あらためてSPEEDA EXPERT RESEARCHを利用したことで得られた効果、変化したことがあれば教えてください。

大川様:サービスによって時間を短縮できただけではなく、私たちの調査・検討・立案までのプロセス自体にも変化が起こりました。

調査活動に対する考え方が変わり、SPEEDA EXPERT RESEARCHをより使いこなすために、個々人のスキルアップすべき点を考え直すきっかけにもなっています。

数か月かかっていたようなヒアリングと知見が、極端な話、たった数日で得られる。

相反する意見があっても突き合わせができるエキスパートネットワークがある。

有識者の説得力が高いこともありますが、このような背景で意識の変化が生まれています。

研究員も含め、自社内で広く活用できる組織へ

ありがとうございます。引き続きSPEEDA EXPERT RESEARCHをご利用いただく中で、課題に感じられているところや、今後どのように活用していきたいですか。

大川様:完全に自社の問題ですが、リソースの問題はあります。御社のご担当の方にトリガーを作っていただくこともありますが、リソースが足りない。

雨澤様:でもそういって投げてしまうとコンサルティング会社に投げるのと変わらないので、やはり自分たちが進めないといけないところを意識して、御社にお願いするところと、自分たちでやらなきゃいけないところをバランスよく考えたいですね。

大川様:仮説なしで御社のサービスを使うと十分な効果が得られないので、仮説立案を含めてSPEEDA EXPERT RESEARCHの活用を考えていきたいです。

小久保様:先ほど話が出ましたが、経営陣を説得するときや「これをやる、やった方がいい」といった重要な判断が必要なフェーズで使うのが一番だと思います。

今の時代は走りながら、常に見直しをしていくことが必要だと思うので、そのような際にも活用できるといいですね。

さらには当社の研究員が研究・開発していく際に、実際に話を聞いたり、それで納得したりということにも使えるんじゃないかと思っています。

最後にどのような方にSPEEDA EXPERT RESEARCHの利用をおすすめしたいですか。

大川様:何をしていいかわからない方こそ、まずはさわってみるといいのではないでしょうか。どんな方も必ず、何らかのサービスにつながる仕事をされていると思いますので、営業・マーケティング担当者やエンジニアのような企画業務に従事してない方も使ってみるといいと思います。

社内でも関係者にSPEEDA EXPERT RESEARCHの良さを伝えて「使ってみたい」と思ってもらえるようになるといいですね。

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