ChangeMakers’ File
#2
新卒で大手教育事業会社へ入社。11年間の業務を通じて、事業現場での顧客対応から、事業・経営レベルの戦略検討・実行・推進まで幅広い業務に従事。
退職後、2021年4月に「新規事業開発ハンズオン型伴走支援」を事業とする株式会社coto designを創業。国内大手グローバル製造業をはじめ、スタートアップ企業、高等教育機関、NPO法人など、複数の多様な法人に対して支援を提供。新規事業開発やインキュベーションをテーマとしたセミナー講師や研修講師も務める。
2023年、クライアントワークを通じて得た顧客課題を起点とし、"会社員"の人財開発を加速させるため、株式会社未轍を創業し、社会人の学びに向き合う。
Q1.あなたの「一歩踏み出せた」瞬間・ターニングポイントは?
クライアントワークとして、新規事業開発に関わっていたところから、自分自身の事業を創りたいと思え始めたとき。飽きっぽい自分自身の性格から、顧客によってプロジェクトが変わるクライアントワークとしての新規事業開発支援は、とても楽しかったものです。一方で、様々な顧客と出会う中で、顧客の「情熱にあてられ」、自分でも事業を創りたい!と思うようになりました。そして、今、新しい事業を立ち上げ、チャレンジを始めたことは、私にとっての一歩踏み出した瞬間でした。
Q2.新規事業開発、どんな瞬間が楽しい?モチベーションの源泉は?
新規事業開発と切っても切り離せないのが、ひたすらに繰り返される仮説構築・仮説検証だと思います。この仮説が「やっぱりそうだったか!」と何人もの顧客からリアルな課題の声をもらえた時は、一歩前に進んでいる感じてがして楽しいです。その中でも特に、problem solution fit、顧客の困りごとに対する解決策仮説がfitした瞬間に、一気に前に進む感覚があり、顧客の課題が解決される少し先の未来を想像してワクワクします。
Q3.ご自身の性格を一言で表すと?
よく「良い意味で変態」と言われることが多いです(笑)。既存の固定観念にとらわれることなく、「そもそも」を口癖にして、物事の本質に向き合うことが好きです。
Q4.新規事業開発、オススメの一冊は?(本以外でもOK)
新規事業開発特化の書籍ではありませんが、安宅和人さんの「イシューからはじめよ」が私のこれまでの活動においては、必携の書でした。穴があくくらい読みました(笑)。 特に顧客起点が前提の新規事業開発において、そもそもその顧客課題を見つけるためにはもちろんのこと、自身の新規事業開発業務の進め方そのものにおける課題を見つけるにも、なくてはならないアプローチだと思っています。
Q5.まだ見ぬ変革者たち(Unknown ChangeMakers)に伝えたい!
新規事業開発は業務性質上、そもそも経験者が少ない、ノウハウが積み上がりづらい、という構造的な課題があると考えています。そのような構造下において、数少ない、新規事業開発の成功者を挙げるなら「企業の創業者」です。つまり、新規事業開発は、企業内で展開するにしても自身が「創業者」になるつもりで取り組む、そして、その気持ちで取り組めるくらい「解決したいと思える対象顧客を見つける」ことが重要だと思います。新規事業開発に向き合う皆さまが、そのような未来の顧客に出会えることを応援しております!
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