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#新規事業開発 お役立ち資料 2022/10/18更新

価値創造型リサーチ入門vol.1 #5 ここだけは押さえたい!価値創造型リサーチ8つのテネット③ ー情報・姿勢ー

ここだけは押さえたい!価値創造型リサーチ8つのテネット③ ー情報・姿勢ー

Speaker

錦織さん

錦織さん

人材系ベンチャーからMIMIRに転職、 現在は事業開発におけるお客様の課題解決に向けて日々奮闘中

尾崎さん

尾崎さん

MIMIR エキスパート
サステナビリティラボ・トーキョー代表(元電通・BCG)

早稲田大学政治経済学部卒業後、電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て現職。マーケティング&イノベーション、サステナビリティ領域のリサーチ&コンサルティング、プランニング業務に従事。
これまで消費財、通信・IT・メディア、自動車、エネルギーなどの企業、非営利組織をクライアントに、新規事業開発、マーケティング&セールスなどの分野の経験多数。早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。
現在、SPEEDA EXPERT RESEARCHが主催する全5回のセミナーシリーズ「未来をつくる必須スキルー価値創造型リサーチ入門」の講師として登壇、毎回1,000人以上のお申し込みが集まる大人気セミナーとなっている。

Tenet07 情報:1次情報こそ宝の山

MIMIR<br>錦織 MIMIR
錦織
みなさん、こんにちは。MIMIRカスタマーマーケティングチームの錦織(にしきおり)です。いよいよ価値創造型リサーチ最後の回となってしまいました。

過去2回にわたって、価値創造リサーチにおける8つのテネットについてお伝えして来ました。最終回となる今回は「情報」「姿勢」について学びます。

尾崎さん、最後までよろしくお願いします!
MIMIR<br>エキスパート<br>尾崎さん MIMIR
エキスパート
尾崎さん
とうとう最終回を迎えましたね。ここまで6つのテネット、目的・視座・視野・視点・主体・時機についてお伝えしてきました。今回のテーマはリサーチにおけるWHAT&HOWに位置づくテネットです。

まずは7つ目、情報ソースについて。
以前、価値創造型リサーチにおいては、人と異なるユニークな情報を得られる一次情報が重要だとお伝えしました。まさに一次情報こそ宝の山です。

Tenet07 情報:1次情報こそ宝の山

MIMIR<br>エキスパート<br>尾崎さん MIMIR
エキスパート
尾崎さん
リサーチを行う際、レポートなどの二次情報や、記事・書籍などの三次情報に当たることが比較的多いのではないでしょうか。多くの場合、一次情報まで当たりきれていないという声をよく聞きます。

そう考えると、他の人が知らない一次情報にこそ価値ある情報がある。一次情報こそ重視すべきであると思うのです。

Tenet08 姿勢:対話からの価値と発見と創造

MIMIR<br>錦織 MIMIR
錦織
一次情報の大切さは繰り返し聞いてきたので理解しているつもりですが、どうやって一次情報を得たらいいのか。定性調査で引き出しきれないーー

ここがもっとも難しいとの質問が多く寄せられてます。
MIMIR<br>エキスパート<br>尾崎さん MIMIR
エキスパート
尾崎さん
最大の難関はHOW、どうするのかですよね。
ここが最後のテネット、姿勢につながるのですが、リサーチを行う者には対話から価値を発見し、創造する姿勢が求められます。

Tenet08 姿勢:対話からの価値と発見と創造

MIMIR<br>エキスパート<br>尾崎さん MIMIR
エキスパート
尾崎さん
少し難しい言葉になりますが、リサーチには主体と客体という関係があります。
作用を担うものと、作用を及ぼされるものという関係性であり、ここでは企業などリサーチを行う主体と、顧客などリサーチを受ける客体と捉えてください。

従来型のリサーチでは、主体と客体を切り離して観察する俯瞰的なリサーチも多くありました。しかし、より価値を創造していくという視点に立つと、価値を発見し、創造していくことが求められる。そのためには、主体と客体による対話が重要になってくるのです。
MIMIR<br>錦織 MIMIR
錦織
なるほど。だから定性調査が中心になってくるんですね。

【まとめ】価値創造型リサーチにおいて重要なこと

MIMIR<br>エキスパート<br>尾崎さん MIMIR
エキスパート
尾崎さん
ここまで価値創造型リサーチ8つのテネットを学んできましたが、しっかり理解いただけたようですね。

最後にまとめると、価値創造型リサーチにおいて重要なことは下記となります。

価値創造型リサーチ:8つのテネット

  • 価値の創造を目的とすること。
  • 未来を見通して、ワイド&いつもと違うレンズで見ること。
  • 誰でも、いつでもできるリサーチであること。
  • 具体的なリサーチでは一次情報を重視し、そのリサーチの対象となる人との対話から価値を発見していくこと。
MIMIR<br>エキスパート<br>尾崎さん MIMIR
エキスパート
尾崎さん
今回お伝えした内容が、これからの皆さんのリサーチに少しでも役立ち、価値の創出につながっていくと嬉しいです。全5回にお付き合いいただき、ありがとうございました。
MIMIR<br>錦織 MIMIR
錦織
自信を持って、価値創造型リサーチへの一歩を踏み出せそうです。尾崎さん、ここまでありがとうございました!

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